【いすみ鉄道】房総を彩った遜色急行の終焉(後編・大多喜-大原) | 『日本全国丸型ポスト』のブログ

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 平地区間は、時刻が繰り上がり、大多喜12:20発が11:00発になるので、苦労していた大原行の順光撮影箇所がかなり広がります。城見ヶ丘の鉄橋からバイパスにかけても、光線が当たる時間帯になります。今回は順光ポイントを選択したものの、いつも後ピンで失敗する場所で、置きピンして、安定の後ピン。しばらく来ないとこういうことになります。なんだかAIサーボを使っていた気がするなあとは思ったのですが、期待するピント精度が出なかったりするので、つい置きピンしてしっぱいします(笑)。

 

 

 逆に大原発は13:10から11:56となることで、ほぼ順光区間がなくなります。新田野-国吉間は、前面は一部の光線が当たる場所ですので、完全に当たらなくなります。幌付は大歓迎なのですが、真横に近いと幌陰が出ます。

 

 

 また、定番の国吉-上総中川間の第二五之町踏切も線路がほぼ東西方向(わずかに北向き)で国吉12:22、今まで撮れていた完全順光は無理になります。写真は四之町踏切付近からです。前面のマーク掛けは相変わらず剥げて白くなっていますが、後で見たときに、「いろいろなマークを掲出するいすみ鉄道らしいなあ」となるのかもしれない」と諦めの境地です。まあ、原因はイベント、「四国ヘッドマークシリーズ」なんですけどね。

 

 大原方も2往復になっていたら、上下列車ともいろいろなポイントで撮影できて万々歳でしたが、そうはいきませんでした。

 

 ダイヤ改正で急行運転がなくなるということは、ヘッドマークの表示から急行が消るのかと思いましたが、3月のヘッドマーク掲出予定では、「急行」も「快速」もありますので、その点心配?はないようです。いや、むしろ、急行や快速ではないのなら、記載がないヘッドマークの方が偽物感がなくてよいのですが。すると一番変わるのは、現在日曜祝日に運転している他形式の「急行」表示がなくなるということですね。それに、第三セクター鉄道では珍しい「急行券」(しかも硬券)もなくなります(記念切符として売るのかも知れませんが)。

 

 運用がどんどん減っていくキハ52。ひたちなか海浜鉄道のキハ205のように、活躍の機会がほとんどなくならないことを祈ります。そこも随分通いましたが、今は運行予定すらチェックしていません。いすみ鉄道もそうなりませんように。

 

 

 2024年2月24日撮影