【JR東海道支線】さよなら、名古屋港線(後編) | 『日本全国丸型ポスト』のブログ

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 名古屋港駅を見た後は、中央本線との分岐にある山王信号場手前まで行ってみます。

 

 

 新幹線と並走する八幡信号場の遠方信号機(2位式)、さらに奥に場内信号機が見えますが、この画像サイズでは困難でしょうか。

 

 

 懐かしの八幡信号場。上の建物の中に運転室があります。何度か撮らせていただきましたが、許可を得に入って扉をノックしたところ、怒鳴られたのがトラウマになり、その後名古屋港線に行くことはなくなりました。あれから四半世紀ぶりくらい。外から見ると線路手前は壁になっていて、扉を開けて行く感じでしょうか。少し昔のイメージと異なりますが。

 

 ここは交換設備のない特殊な信号場で、本線から分岐する山王信号場からは自動閉塞方式、この先はJタブレット閉塞方式です。元は、ここからもう1線白鳥駅に向かって分岐がありました。名古屋港側の少し先に引込線があるようですがそれがその一部です。その先は、線路のカーブの形に添って建物が建てられており、地図上でその名残を見ることができます。

 

 列車交換がないため、場内信号機が出発信号機を兼ねています。しかし、タブレットの授受があるため、列車は場内信号機を越えてから駅舎付近で一旦停車します。新幹線側には通票の受柱がありましたが、使っているのを見たことはありません。

 

 

 最後の目的地、山王信号場の場内信号機です。線路が建物をくぐっているところがポイントです。撮影した踏切辺りに、ナゴヤ球場正門前駅がありました。

 

 来た道を八幡信号場まで戻って、名古屋港線に別れを告げました。貨物線であった西名古屋港線の西名古屋港駅に腕木式信号機があったのを知りながら、学生であったため金銭的に行けず、一生悔いを残していますが、名古屋港線でもDD200のタブレットを撮りそこなうという失態を犯してしまいました。3月上旬くらいまでは走るのではないかと思っていたのですが、JR貨物の9月の発表から4か月でした。

 

 

 2024年2月10日