●●のなさが、他者への悪態や攻撃性に結び付く | 人生のサプリメント ― 蔵書より、今日のワンフレーズ

人生のサプリメント ― 蔵書より、今日のワンフレーズ

人生を拓いてくれた、手持ちの書籍たちから、
その日の直感で選んだフレーズを、ご紹介していきます。

人生に、ほんのちょっとでもなにかをプラスする、サプリメントになれますように。

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★今日のフレーズ:

新約 とある魔術の禁書目録(21)」(鎌池和馬/KADOKAWA)より


『あの優しげな修道女は何と言っていたか。
 自信のなさの表れが、他者への悪態や攻撃性に結び付いていく。』(p422)




★解説:

 人生を不幸へと導くものは数あれど、
 自分を他人と一々比較することは、
 その最たるものの一つでしょう。

 比較して、自分が優れていれば悦に浸る。
 程々ならよいですが、度が過ぎれは傲慢。
 
 比較して、自分が劣っていれば許せない。
 自己を高める動機にするならそれもよし。
 ですが、他者を引きずり下ろすことで、
 自分を優位と思いたがり始めれば危険信号。 

 どちらにしても、自らは何も成長しません。
 むしろ敵を増やし、味方を減らし、
 自分を痩せ滅ぼしていくだけ。

「攻撃は最大の防御」とはいいます。
 でもそれは、
「相手に反撃の隙を与えない」
 という方策が有効な場面での話。
  
 反撃、反論、はたまたキャッチボール。
 そういった「反応」を封じることによる、
 ある種の自己優位化戦略というものは、
 人間関係においては、とてもリスキーで、
 とても寂しいものではないでしょうか。



★今日の「ちょい足し」サプリ:

 他人のためになる自信満々ならね。


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新約 とある魔術の禁書目録(21) (電撃文庫)

鎌池和馬 KADOKAWA 2018-10-10
by ヨメレバ

 よい本をありがとうございます。