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★今日のフレーズ:
「新約 とある魔術の禁書目録(21)」(鎌池和馬/KADOKAWA)より
『真に豊かな生活とは心の有無が決めるのだ。そしてモノが溢れている時代に学べる人間は意外と少ない』(p131-132)
★解説:
得られたものに感謝するのは容易い。
しかし、得られたものによる束縛を
自覚することは難しい。
以前、そんな一文を目にしました。
たとえば、“念願の“一戸建て購入。
お陰で、ローンに縛られるだけでなく、
その土地を自由に離れることが難しくなる。
なまじ自家用車があるおかげで、
タクシーやバスに乗る発想が浮かばなくなる。
維持費の方が圧倒的に高くつく場合もあれば、
渋滞遅刻などのリスクがつきまとう事もなる、
「好きでそれを選んでいる」のなら、
もちろん構わないのです。
「無意識にそれを選ばされている」とき、
やがて人生の可能性さえ失いかねません。
自宅に風呂があるから、銭湯なんて勿体無い。
そう思い込んでいても、いざ大浴場に臨めば、
払ったお金以上の満足を実感できるのと同じ。
人は、つい同じ選択をしたがる生き物だから、
先述の通り、自覚は難しいのかもしれません。
だからこそ、正しく自覚できたときに訪れる、
人生への開放感は、計り知れないのでしょう。
★今日の「ちょい足し」サプリ:
自分の可能性を学ぶというのも努力。
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新約 とある魔術の禁書目録(21) (電撃文庫) 鎌池和馬 KADOKAWA 2018-10-10
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よい本をありがとうございます。