となりのトトロ | 「世界一すべらない生物になりたい」 ~芸人・一丁のブログ~

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2010年の第一回ピン単独「一丁上がり っ!」2011年の
第二回ピン単独ライブ「もう一丁!!」
DVDはメッセージにてお問い合わせください。

となりのトトロは、何回観ても観ます。


よき時代、よき暮らし、よき人間関係にノスタルジックな気持ちにさせられます。

実際はあんな暮らしではなかったにも関わらず、「戻りたい」と思ってしまいます。

あの胸が甘酸っぱくなるような懐かしいけど、戻れないみたいな気持ちがなんとも言えません




小学6年の時に一番仲良かった子と同じ私立の男子校に入る予定でしたが、僕だけ受かるという事態が起こり、その子は失意の内に地元の中学に進みました。なんとも気まずい感じになってしまいました。
中学生になって初めての夏、近所の神社の祭りの日。
僕はテレビでトトロを見ていました。
地元の友達みんなと離れてしまった僕は、いつもよりノスタルジックな気持ちで。


すると突然、玄関のドアが開きます(家はタバコ屋で、昔ながらの商店の為、引き戸をお客さんが空けて入ってくるタイプ)
見るとそこには、その親友が立っていました。
「祭り行こうや」
僕は嬉しくてたまりませんでした。
祭りには久しい顔がたくさんあり、少しだけ戻れた気がしました。 



その日から、僕のトトロに対する懐かしさに思い出の懐かしさが加わりました。




ちなみに、トトロの中で一番好きなのはお父さんです。


「何かいた」に対して「昔からお化け屋敷に住みたかったからよかった」

「家が壊れちゃう」に対して「引っ越したばかりで壊れたら困るなぁ」

「トトロを見た」に対して「運がいいんだ。挨拶しにいこう」

あげく、大人であるお母さんが「松ノ木でさつきとメイが笑った気がした」と言っても「案外そうかもしれないよ」



否定しない。
素晴らしいお父さん




ツッコミでけへんけど