「男気」と「センス」が溢れる天龍選手がついにリングを去る。
プロレスラーのかっこよさが誰よりも詰まっている天龍選手。
「いいんだよ!俺もいつまで現役を続けられるか分からないからファンサービスするんだよ!」
2011年2月4日の安田忠夫引退興行に出場した天龍選手を出待ちのファンが囲んだ際、付き人の方が「すみません、時間がありませんので」と止めたら天龍選手はこう言った。
私の目の前で放ったシーンが、今でも忘れられない。
天龍源一郎という人を表すようなシーンだった。
もう、その場に居合わせたファン全員が、その「男気」に惚れた。
私はサインをもらったりで様々なトップレスラーに会っているが、こんなことを言う人は天龍選手しかいない。
こういうとこが、かっこいいんだ。
天龍選手は以前、試合が終わって居酒屋に飲みに行き、その場にファンが居合わせたら、一緒に飲んで試合の「ダメ出し」をもらったりしていたという。
普通はトップレスラーならば、多少のファン対応はして、あとは個室に籠って飲みたいものだろう。
そこを一緒に飲んで試合の感想を聞く。
それだけ見ている人の気持ちにアンテナを張り続けたことが、天龍選手の「センス」の良さに繋がっていったのだろう。
天龍選手のプロレス頭はおそらく日本のレスラーで一番のセンスだと思う。
まず、全日本のアメリカンプロレス的な試合を、バチバチやりあう激しい試合にチェンジさせたセンスから始まり、今思えばSWSという、企業がバックアップする団体の顔になったのもセンスが良かった。
また試合の振り幅の広さもセンスが良いから出来たこと。
猪木、馬場からフォール勝ちしたのは有名な話だが、鶴田とも藤波とも長州とも試合をし、四天王も三銃士も馳も健介とも戦っている。ムタともやっている。
更にその下の世代である新日本の第三世代、棚橋、中邑、柴田のいわゆる新・闘魂三銃士とも戦っているし、全日本の若手、ノアの若手とも数々絡んでいる。
これだけの戦績でも凄いのに、更には猪木に勝利した4ヶ月後には大仁田厚と電流爆破で対戦。
日本プロレス界の顔である猪木に勝利した後に、邪道大仁田厚と絡むセンス。
また高田延彦とは2度のシングル。Uの高田を相手にベストバウトを受賞。
更に神取忍との試合では女子レスラー相手に顔面をボコボコに。
ハヤブサのマスクを被った大ハヤブサ、ハッスルではハードゲイの衣装に身を包み、西口プロレスでは小猪木さんの前歯が折れるほどの強烈な顔面蹴り。
外人レスラーもハンセン、ブロディ、ファンクス、ロードウォリアーズ、フレアー、ホーガンなど名だたる選手と試合をし、なんといっても「日米レスリングサミット」でのランディ・サベージ戦は、アメリカンプロレスのサベージと無骨な天龍選手が超スイングした名勝負に。
これだけ書いてみて、やはり戦いの振り幅がとてつもない。
また全日本時代に猪木の技を使ってみたり、武藤相手に雪崩式フランケンシュタイナーをやってみたり、ファンが興奮する技の仕掛けのセンスも抜群。
もうセンスの塊なのだ。
そして、引退試合である。
これがキャリア最大級にセンスの良い引退試合となった。
現IWGP王者、一度も肌を合わせていない、本当の意味で時代、世代が違うオカダ・カズチカが相手なんて、なんというセンスだ。
さらにシングルというのも素晴らしい。
ハッキリ言って、どんな試合になるか分からない。
オカダの技を受けれる身体であるのか?
パワーボムをオカダに決めてるコンディションなのか?
心配しても申し訳ないのだが、コンディションを考えたら6人タッグとかでもよかったはず。
しかし!天龍源一郎はそうじゃない。
どんな試合になるか想像もつかない引退試合を我々に投げてきた。
最後まで本当に楽しませてくれる。
引退試合をただの記念試合にせず、現在進行形のものにする。
このセンスの良さには脱帽だ。
さぁ、24時間を切った今、国技館のメインを想像してみる。
両者が大声援で入場するところまでは想像がつく。
しかし、ゴングが鳴ってからが想像できない。
どっちがどういう風に勝つか、試合後のリング上の光景も想像がつかない。
試合が短時間か長時間かも想像つかない。
ただ、一個だけ想像がつくのは、確実に観客は涙を流すだろう。
どういう展開になろうが、二人が向かい合うだけで涙腺が崩壊するのは間違いない。
あ~、こんなワクワクしながらその日を待ったことはあっただろうか。
さぁ、天龍源一郎の最後の姿を目に焼き付けよう!!
天龍源一郎の「男気」と「センス」が詰まった両国国技館大会!!
ついにその時を迎える!!
プロレスラーのかっこよさが誰よりも詰まっている天龍選手。
「いいんだよ!俺もいつまで現役を続けられるか分からないからファンサービスするんだよ!」
2011年2月4日の安田忠夫引退興行に出場した天龍選手を出待ちのファンが囲んだ際、付き人の方が「すみません、時間がありませんので」と止めたら天龍選手はこう言った。
私の目の前で放ったシーンが、今でも忘れられない。
天龍源一郎という人を表すようなシーンだった。
もう、その場に居合わせたファン全員が、その「男気」に惚れた。
私はサインをもらったりで様々なトップレスラーに会っているが、こんなことを言う人は天龍選手しかいない。
こういうとこが、かっこいいんだ。
天龍選手は以前、試合が終わって居酒屋に飲みに行き、その場にファンが居合わせたら、一緒に飲んで試合の「ダメ出し」をもらったりしていたという。
普通はトップレスラーならば、多少のファン対応はして、あとは個室に籠って飲みたいものだろう。
そこを一緒に飲んで試合の感想を聞く。
それだけ見ている人の気持ちにアンテナを張り続けたことが、天龍選手の「センス」の良さに繋がっていったのだろう。
天龍選手のプロレス頭はおそらく日本のレスラーで一番のセンスだと思う。
まず、全日本のアメリカンプロレス的な試合を、バチバチやりあう激しい試合にチェンジさせたセンスから始まり、今思えばSWSという、企業がバックアップする団体の顔になったのもセンスが良かった。
また試合の振り幅の広さもセンスが良いから出来たこと。
猪木、馬場からフォール勝ちしたのは有名な話だが、鶴田とも藤波とも長州とも試合をし、四天王も三銃士も馳も健介とも戦っている。ムタともやっている。
更にその下の世代である新日本の第三世代、棚橋、中邑、柴田のいわゆる新・闘魂三銃士とも戦っているし、全日本の若手、ノアの若手とも数々絡んでいる。
これだけの戦績でも凄いのに、更には猪木に勝利した4ヶ月後には大仁田厚と電流爆破で対戦。
日本プロレス界の顔である猪木に勝利した後に、邪道大仁田厚と絡むセンス。
また高田延彦とは2度のシングル。Uの高田を相手にベストバウトを受賞。
更に神取忍との試合では女子レスラー相手に顔面をボコボコに。
ハヤブサのマスクを被った大ハヤブサ、ハッスルではハードゲイの衣装に身を包み、西口プロレスでは小猪木さんの前歯が折れるほどの強烈な顔面蹴り。
外人レスラーもハンセン、ブロディ、ファンクス、ロードウォリアーズ、フレアー、ホーガンなど名だたる選手と試合をし、なんといっても「日米レスリングサミット」でのランディ・サベージ戦は、アメリカンプロレスのサベージと無骨な天龍選手が超スイングした名勝負に。
これだけ書いてみて、やはり戦いの振り幅がとてつもない。
また全日本時代に猪木の技を使ってみたり、武藤相手に雪崩式フランケンシュタイナーをやってみたり、ファンが興奮する技の仕掛けのセンスも抜群。
もうセンスの塊なのだ。
そして、引退試合である。
これがキャリア最大級にセンスの良い引退試合となった。
現IWGP王者、一度も肌を合わせていない、本当の意味で時代、世代が違うオカダ・カズチカが相手なんて、なんというセンスだ。
さらにシングルというのも素晴らしい。
ハッキリ言って、どんな試合になるか分からない。
オカダの技を受けれる身体であるのか?
パワーボムをオカダに決めてるコンディションなのか?
心配しても申し訳ないのだが、コンディションを考えたら6人タッグとかでもよかったはず。
しかし!天龍源一郎はそうじゃない。
どんな試合になるか想像もつかない引退試合を我々に投げてきた。
最後まで本当に楽しませてくれる。
引退試合をただの記念試合にせず、現在進行形のものにする。
このセンスの良さには脱帽だ。
さぁ、24時間を切った今、国技館のメインを想像してみる。
両者が大声援で入場するところまでは想像がつく。
しかし、ゴングが鳴ってからが想像できない。
どっちがどういう風に勝つか、試合後のリング上の光景も想像がつかない。
試合が短時間か長時間かも想像つかない。
ただ、一個だけ想像がつくのは、確実に観客は涙を流すだろう。
どういう展開になろうが、二人が向かい合うだけで涙腺が崩壊するのは間違いない。
あ~、こんなワクワクしながらその日を待ったことはあっただろうか。
さぁ、天龍源一郎の最後の姿を目に焼き付けよう!!
天龍源一郎の「男気」と「センス」が詰まった両国国技館大会!!
ついにその時を迎える!!