5月4日(月)
スマホの歩数計では328歩。
ピクミンブルームでは527歩。
なんでこんなに差がある?
今日の札幌は朝から雨。
午後からは風も強くなってきて。
さらに、うっかり返却期限を過ぎてしまった本が、なかなか読み終わらなくて。(司書さんからこっそり「予約入ってないので、連休中にゆっくり読んで大丈夫ですよ」とは言われたけれど)
んなわけで、全然歩かなかったのだ。
明日はブックポストに本を返しに行きがてら、ピクミンブルームのミッションを進めるつもり。
今回は白が今のところ3個。
ピンクと紫が1個ずつ。
手つかずの苗が1個。
実は手つかずの木靴の苗も4個あるけど、また赤だと嫌なので、当分放置だ。
本日の読書:残月記 小田雅久仁
カバー裏より
『月昂(げっこう)と呼ばれる感染症が広がり、人々を不安に陥れている近未来の日本。一党独裁政権が支配する社会で、感染した青年、冬芽は独裁者の歪んだ願望により、命を賭した闘いを強いられる。生き延びるため、愛を教えてくれた女のため、冬芽は挑み続ける(表題作)。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力と卓越した筆力が構築した、かつて見たことのない物語世界。本屋大賞ノミネート、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞W受賞という史上初の快挙を成し遂げた真の傑作。』
目次
・そして月がふりかえる
・月景石
・残月記
三篇が収録されているが、100ページほどの作品が二篇と、200ページの表題作。
どれも設定は興味深いし、不穏の種類が違うので、面白く読めるはずなのだが、結果的にはさほど満足はできなかった。
『そして月がふりかえる』はまあまあ面白かったけれど、『月景石』については、もう少し登場人物の必然性というかタイミングというかに工夫があったほうがよいと思ったし、物語の落としどころがちょっと弱かったように思えた。
しかし、最も不満が残ったのは、表題作だ。
「月昂」という謎の感染症が世に蔓延している世界なのだが、まず何感染?
なんとなく飛沫感染のような描写があったけれど、その割に血を流して戦う闘技大会みたいなのが行われるのが、謎。
いや、独裁者の趣味だから、っていうのでしょう?
まあ、流れた血の処理なども感染者にやらせているのかもしれないけど。
完全に治癒させる方法がない感染症だというのに、ずいぶんとリスキーなことをするなあと。
完全無敵の独裁者が感染者になって落ちぶれるのかと思ったら、そうでもなく。
満月と共に力や感覚などが増大し、新月の頃は昏迷状態になり、そのまま目を覚まさない人は100人中3人という割合。
3%というのは90歳代の高齢者が、インフルエンザで亡くなる割合とほぼ同じ。
月に一度は死の危険に瀕するわけで、単純な致死率とは言えないけれど、世の中にはもっと致死率が激烈に高いものだって多くある。
そして、何十年も突然変異することなく、その威力を保ち続けるウィルスってのも信じがたい。
ウィルス性の感染症かどうかもわからないけど。
一党独裁政権は、月昂症患者を狭くて不潔な施設に、生涯隔離して監禁するのだけれど、どうして満月期の月昂症患者の増大したパワーに、何らかの生産性を持たせないのだろう?
そして普通の高齢者をも、生産性のない存在として隔離し…。
毎年日本の人口を何十万人積極的に減らしているんだろうね。
しかも、西日本大震災というのが起こったあとだというのだが、この震災で22万人が死亡って…これ、東日本大震災の死者と行方不明者を足した数の10倍だよ?
これに行方不明者とけが人という人的被害だけではなく、ライフラインやインフラ、経済や行政の組織、生産現場など、復興しなければならないものの多さを考えたら、人の命は大切にしろよ。
で、このような好き勝手を行っている日本を、世界はどう見ているの?
内政不干渉とか言って、見て見ぬふりしてるの?
でも、海外の支援がなければ、単独で復興なんてできないでしょう?
結局大きな風呂敷を広げたうえで、小さい世界のことしか書いていないようで、シラケた。
本当は瑠香と残月の身体性を離れてからの交流とかは、面白かったんだけど、それを取り巻く世界の枠組みが雑過ぎて…滅。

