10月21日(水)

 

多分条件反射だったと思う。

目の前の電話が鳴ったので、受話器を取った。

「はい、○○○でございます」

3年前に退職した職場の名前を名乗った。

 

確かに固定電話歴で言うと、個人名で名乗るより職場名で名乗るほうが多いんだろうなあ。

今もまだ固定電話を持っているけれど、かけてくるのは叔母かセールスくらいだ。

それにしても、退職しても全然元職場が懐かしくならないのに、突然夢でこんなシーンか。

 

と、夢の中でも考えていた。

だからだろうか、仲のよかった後輩と食事をしているシーンに突然切り替わる。

「なんか、彼女すごく悩んでいるみたいなんですよ」

共通の後輩について相談を受ける。

 

だからだろうか、急に共通の後輩と暗い店内で向かい合って座っている。

黙ってうつ向く彼女を見ながらふと目線をあげると、すぐそばを右京さんと薫ちゃんが歩いて行く。

 

あ、今日から『相棒』だ。

 

と思って、目が覚めた。

 

という話と、晩ご飯を食べていて、奥歯の詰め物が取れた話とどちらを書こうかなと思って、こっちにしました。

何の学びもない話ですみません。

 

 

 

 

本日の読書:本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第三部 領主の養女 Ⅱ 香月美夜

 

カバー折返し
『領主の養女となり、神殿長に就任したローゼマインは、慣れない権力者としての立場に翻弄されていた。収穫祭へ向けた準備、新しい孤児たちの面倒、近隣の町からの不満棟、立場を手にしたことで課題が増えていく。おまけに、神官長フェルディナンドは常に厳しい。それでも、ローゼマインは諦めない!下町の家族や仲間との再会に励まされ、図書室での束の間の読書で元気満タン!そして、年に一度訪れる「シェツェーリアの夜」に、薬の素材採取へ向かうが……。過去最大のアクションが待ち受けるビブリア・ファンタジー!神殿長はつらいよ⁉』

目次
・領主の養女 Ⅱ
・ヴィルフリートの一日神殿長
・ハッセの孤児
・ユストクスの下町潜入大作戦

領主の養女となり、おまけに神殿長にまで就任したローゼマインには、やらなければいけない仕事や覚えなければならない物事がたくさんある。
秘密であるとはいえ、平民の子どもが領主の養女となったのだから、失敗は許されない。
フェルディナンドはますますローゼマインに厳しい課題を与えるが、そんなローゼマインに「ずるい」と絡んでくるのが、義兄のヴィルフリート。
これは、うざい。

フェルディナンドがなぜローゼマインに厳しいのか。
それは、領主の私生児であったフェルディナンドが、幼いころから失敗を許されない環境にあったから、というのが今回分かったこと。
その点、ジルヴェスターもヴィルフリートも、甘やかされて育ったのだな、と思う。

失敗を許されない→弱音を吐けないフェルディナンドが、どれだけの仕事を抱えているのかを、ローゼマインに指摘されるまで考えたこともなかったジルヴェスター。
ここはおいおい改善していくのだろう。

それからハッセの町でのいざこざ。
現代日本の感覚で、「よかれと思って」孤児院の子どもたちを引き取ったローゼマイン。
孤児院の子どもたちは町長の管理下にあり、貴族に高く売れたら、その分が町の収益になる。
ローゼマインはそれを、貴族の権力で横から奪い取ったことになる。
そして、それに反抗した町長たちは貴族に反旗を翻したことになり、町ごと消滅させられても文句は言えないのだそうだ。

そうとは知らなかったローゼマインは、なんとかハッセへの罰を最小限にしようとするのだが。
現代日本の常識、この世界の平民の常識、商人の常識、神殿の常識、貴族の常識。
それぞれに違う常識の中で、その時々の最適な言動を選択するのは難しい。
読者もローゼマインとともに、どうするのがよいのかをつい考えてしまう。

現代日本の常識しか知らない私は、ハッセの章は読んでいて辛いものがある。
ハッセの民に同情するというのではなく、ローゼマインの逡巡する気持ちがわかるから。
大勢の人を救うためとはいえ、町長一人を陥れる策を考えなければならないのは、やっぱり気分のいいものではない。

ところで、作者は多分とても筆が載っているのだろうと思うが、意味を読み取りにくい文章が時折出て来る。
それとともに、脱字も散見される。
どちらも編集の問題と思うが、気持ちよく読んでいるのに急ブレーキをかけられたような気がするので、少し嫌。