10月11日(日)

 

なんと国税庁から「【要確認】メッセージボックスに還付金に関するお知らせが届いています」というメールが届きました。

追いつけそうもない物価高にあえぐ日々、助かるわ~。

国税庁、グッジョブ!

 

なんて思うわけないじゃないの。

無職無収入の私に還付金?ない、ない、ない。

こんなん絶対詐欺メールじゃん、と思いつつ一応ドメインを確認したら、やっぱり国税庁のドメインではなかった。

 

でもね、このメール結構巧妙だと思いました。

まず、直接還付金のお知らせではなく、どこにある誰のものかわからないメッセージボックスにお知らせが届いていますというだけのメールなんですよ。

だから、すぐに還付金が入らなくても「いつか入金されるんだなー」と楽しく待っていられる。

 

で、「そろそろ入金されたかなー?とか、いくら返ってくるのかなー?と気になった人は、メッセージボックスを見てね、という流れになっている。

メッセージボックスを見るには、マイナンバーカードによりログインしてね。

e-Taxアプリからアクセスしてね。

アプリをダウンロードするにはこちらからどうぞ。

 

これで、マイナンバーカードの情報をダウンロードしたアプリに入力してしまう。

メールの作りもなかなか手の込んだものでありました。

 

だがしかし、K野太郎氏の一言で公印省略とかメールの積極利用など、役所を騙る詐欺にはずいぶんとハードルが下がった昨今ですが、さすがに一般市民のメールアドレスなど役所は管理していないので、とにかくメールのこういうのは詐欺だと思った方がいい。

 

私の母だったら「やっぱり払い過ぎだと思ってたのよね」と、意気揚々と税務署の窓口に行って、「こういうメールが来てるんですけど、どうしたら還付金もらえます?いつもらえます?」なんて言っちゃうかもしれない。

結局そこで「奥さん、これ詐欺ですよ」と言われて助かるんだろうから、まあそれでいいのか。

人騒がせではあるけれど。

 

なんにせよ、上手い話は疑ってください。

世の中そんなに庶民には甘くないのよ。

 

 

 

 

本日の読書:収容所群島 5 ソルジェニーツィン

 

帯より
『ソ連邦では無実の人間が2000万人(「メモリアル」の調査による)も殺戮されたが、その発祥地であるソロフキ島(第3巻に詳述)の囚人バラック群は当時の状況を検証する上で、極めて貴重な傍証と言える。囚人小屋は、常に超過密でひどい悪臭が漂い、不衛生による疫痢が蔓延し、常に屍が床に転がされていた。疫痢が発生すると囚人たちは小屋に閉じこめられ、全員が死ぬまでその状態で捨て置かれた。1929年には、2万人の囚人が人為的な疫痢で殺されたと断片的な記録は伝えている。』

罪を償うための刑罰ではない。
そのほとんどが無実と言っていいような人たちは、過酷な労働と栄養不足、不衛生な環境のために次々と命を喪っていった。
なぜ人々は唯々諾々と死を受け入れたのか。

まず、もともと少ない既定の食糧は、途中途中でピンハネされ、常に空腹状態。
ならず者たちが食料を奪い、武器を持ち、自分たちのノルマを上乗せさせる。
人権などという概念はなく、物のように合理的に動かされる囚人たちは、効率よく作業できるように10時間働いてたったの10分の休憩中にさえ、ゆっくり休むことは許されなかった。

反抗しようものなら、暴力を受けたり、不衛生な狭い部屋に押し込められたりするし、まず反抗する気力が奪われている。

本来は帝政のもと、抑圧された民衆を解放するための革命だったはず。
それが気づいたら、帝政時代にもなかったような過酷な収容所が無実の人々を苦しめる。

この巻では帝政時代の囚人たちの様子も書かれている。
いっちゃあなんだがロシア人はさほど勤勉ではない。
なので、当時の囚人たちは割と自由もあったのだ。
政治囚に至っては、箔がついたと言ってもいい。

ではなぜこの時期、2000万人もの人々が収容所で命を喪うことになったのかというと、厳しいノルマがあり、達成できないとあっという間に囚人に転落してしまうという恐怖があったからだろう。

それでも、人々は強かに機を狙っていた。
脱走するチャンスを。