9月17日(木)
返却日のことを考えると、図書館の本をますます一生懸命読まねばならないのですが、今日ばかりはいったん休止です。
だって『十二国記』の新刊の発売日だもの。
近所の本屋さんに朝の9時に行く。
いつもの売り場ではないところに人だかりができている。
女性ばっかり。
特設コーナーを作ってくれたのかと、ほくほくして近づくと、ガチャガチャ売り場でした。
なんかの新発売か限定発売でもあったのでしょう。
気を取り直して、新刊コーナーを探すけれど、単行本とコミックの新刊コーナーしかなくて戸惑う。
文庫の新刊は?
普通の棚の端っこに新刊コーナーがありましたが、ありましたが、不満です。
もっと大々的にやってほしかった。
初版特典はいただけましたけど。
若干の不満を抱えながらレジで支払いをしていると、息せき切って女性が駆け込んでくる。
「『十二国記』の新刊はどこですか?」っていうのかと思ったら、「両替してください」だって。
さっきのガチャガチャの人か…。
ここは本屋さんなのに。
本日の読書:幽冥の岸 小野不由美
目次
・戦場南
・異邦の客
・夢の結び
・幽冥の岸
7年前の新作発売の時は東京にいたので、発売日に買って読むことができた。
今回北海道で、発売日に買えるかどうかは不安だったけど、ちゃんと変えたよ。
やろうと思えばできるこんな当たり前なことを、滅多になくちゃんとやってくれた取次に感謝して、読んだ。
忙しくて振り返り読書をしないまま読んだけど、やっぱり『白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月』だけでも読んでおくべきだった。
できれば全部読み返したほうがよい。
4編すべてが『白銀の墟 玄の月』の前日譚、後日談だった。
『戦場南』で、「片腕の死体」の文字を読んでパニック。
李斎って、死んだんだったけ?うそ!マジで?
というくらい、忘れてる。
7年前の感想を読み返したけど、李斎の生死については言及していない。
口が堅いな、自分。
今回もまた、ネタバレなしで書こうとなったら、難しい。
だって『十二国記』って、細部にわたってちりばめられたあれやこれやを掘り起こして考察するのが醍醐味なわけで、ネタバレできないとなると、手稲山の頂上に穴掘って「王様の耳はロバの耳~!」って叫ぶしかないもんなあ。
でも、どの短編も、とてもいいとだけ言っておこう。
弱い人間でも、間違ったことをしても、間違えても、愚かでも、人は生きていかねばならない。
自分の力で。
どんなにつらくても、天が人を救うことはない。
どんな善人でも、死ぬときはあっけなくその命を失うことになる。
相変わらず冷徹な世界観で、壮絶な人生を送らされる登場人物たち。
でも、読後感はとてもいい、今回は。
後を引きません、今回は。
「これですべて書き尽くしたわ~」と作者が満足しないでほしいと今痛切に思っている。
次はまた、十代の少女たちの頑張る作品を書いてほしいなあ。
なんといっても私の一押しは朱晶なのだ。
『図南の翼』みたいのがまた読みたい。
カバー裏より
『「生きる」――その理(ことわり)を知るは唯一。琅燦(ろうさん)は、黄海に暮らす娘。戴国(たいこく)から訪れた男は、妖獣を狩ることを生業(なりわい)とする民の逞しさを知る。琅燦にとっては、男が語る国や政(まつりごと)が標(しるべ)となる――運命の邂逅(であい)を描く「異邦の客」。神獣たる麒麟は血の穢れを受けてはならぬもの。義をもってのこととて、人を殺めた戴麒(たいき)に生きる道は赦されぬのか――表題作「幽冥の岸」ほか、命と対峙し、生きる意味を問う4編。』目次
・戦場南
・異邦の客
・夢の結び
・幽冥の岸
7年前の新作発売の時は東京にいたので、発売日に買って読むことができた。
今回北海道で、発売日に買えるかどうかは不安だったけど、ちゃんと変えたよ。
やろうと思えばできるこんな当たり前なことを、滅多になくちゃんとやってくれた取次に感謝して、読んだ。
忙しくて振り返り読書をしないまま読んだけど、やっぱり『白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月』だけでも読んでおくべきだった。
できれば全部読み返したほうがよい。
4編すべてが『白銀の墟 玄の月』の前日譚、後日談だった。
『戦場南』で、「片腕の死体」の文字を読んでパニック。
李斎って、死んだんだったけ?うそ!マジで?
というくらい、忘れてる。
7年前の感想を読み返したけど、李斎の生死については言及していない。
口が堅いな、自分。
今回もまた、ネタバレなしで書こうとなったら、難しい。
だって『十二国記』って、細部にわたってちりばめられたあれやこれやを掘り起こして考察するのが醍醐味なわけで、ネタバレできないとなると、手稲山の頂上に穴掘って「王様の耳はロバの耳~!」って叫ぶしかないもんなあ。
でも、どの短編も、とてもいいとだけ言っておこう。
弱い人間でも、間違ったことをしても、間違えても、愚かでも、人は生きていかねばならない。
自分の力で。
どんなにつらくても、天が人を救うことはない。
どんな善人でも、死ぬときはあっけなくその命を失うことになる。
相変わらず冷徹な世界観で、壮絶な人生を送らされる登場人物たち。
でも、読後感はとてもいい、今回は。
後を引きません、今回は。
「これですべて書き尽くしたわ~」と作者が満足しないでほしいと今痛切に思っている。
次はまた、十代の少女たちの頑張る作品を書いてほしいなあ。
なんといっても私の一押しは朱晶なのだ。
『図南の翼』みたいのがまた読みたい。

