9月10日(木)

油断した瞬間

油断したわけではないのです。

でも、びっくりしたということは、警戒はしていなかったということなのでしょう。

 

今回の旅で深川市辺りを走っていた時、畑の真ん中にすくっと立っていた鹿を見ました。

畑の中です。

食害間違いありません。

 

去年は稚内市の道路で対面した鹿ですが、今年に入って苫小牧市と安平町で鹿を見かけました。

本当に増えているんだなあとは思っていたのです。

 

でもまさか、我が家の車の前に飛び出してくるとは。

スピードを出していなかったのでぶつかることはなかったのですが、びっくりしました。

走り去る鹿を見送りアクセルを踏んだとき、小鹿が飛び出してきました。

もう一度急ブレーキです。

 

そうね、鹿は群で行動するから、よく考えたら当り前のことよね。

でも、やっぱりびっくりしました。

アクセル踏んだ直後で、まだスピードが出ていなかったからよかったけれど…。

 

数年前にクマが飛び出してきたときよりも、びっくりしたかも。

いや、やっぱりクマの方がびっくりというか、怖かったな。

なんにしろ、野生動物もそろそろ車の恐ろしさを覚えてほしいわ。

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本日の読書:日曜日は青い蜥蜴 恩田陸

 

Amazonより
『少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。約10年ぶりに放たれる待望の新刊エッセイ集! 書き下ろしあとがき収録。――生きていくということは、この世界についての自分の地図を作ることだと思う。道も、景色も、自分で見つけていかなければならない。(「地図を作る」より)』

私が子どもの頃、読書というのは賢くなるための手段の一つだと考えていた大人が、私のまわりには結構いた。
なので、楽しいから本を読んでいるだけなのに、「えらいね~」とよく言われたものだ。

この年になって、賢くなるために本を読んでいたわけではないにしても、本を読んでいたから知識がついたことは否めないし、知識があれば物語の解像度が上がって、余計楽しくなることも判ってきた。

だから、この多読なうえに広範囲のジャンルの本を読む恩田陸は、私の何倍も物語を楽しめているんだろうなあ、と思う。

今回、上橋菜穂子の『精霊の守り人』の文庫解説を読んで、膝を打つ思いだった。
「モノが違う」。

巷にあふれている異世界物の小説。
異なる世界を一から構築することは、作家みょうりに尽きるのかもしれないけれど、これは相当に難しいミッションである。
ゲームのようにアイテムが用意されていて、好きなように並べればいいというようなものではない。
その世界の文化は、歴史は、何をもって特徴とするか、その中で登場人物たちはどう生きるのか。

毎日ネットの無料マンガをちびちび読んでいる。
今は毎日3作品。
おすすめで紹介されたもので絵のきれいなものを読むと、毎日「無料チャージされたよ」とお知らせが来るので。
たまたま今読んでいる3作品は、どれもが異世界の貴族令嬢に転生していて、魔法的な能力を持ち、家族は機能不全で、髪の毛はピンク。
毎日読んでいるけど、今一つ区別がつかない。

そんな張りぼての異世界ではなく、もしかしたらどこかの並行世界に本当にあるかもしれないような臨場感を持った異世界が、上橋菜穂子の書く作品だと思う。
誰もが彼女くらいかけねばならない、とは思わないけれど、もう少し異世界を構築することの意味というか、世界について勉強してほしいと思う。
これは、異世界だけではなく、最近はやりの、ふわふわした口当たりがいいだけの現代小説の書き手にもそう思っている。
まだ20代の若手ならまだしも、ヘタすると私と同世代でこの程度か…とがっくり来ることが多くて。

あと、若竹七海について書いている文章の中に、コージー・ミステリに必要なのが、「ちょっとした悪意」というのに目ウロコでした。
これはいやミスのあからさまな悪意とは別物で、エレガントなコージー・ミステリに不可欠なもの。
アガサ・クリスティやドロシー・セイヤーズあたりの作品に特徴的な。

ああ、読みたい本がまたどんどん増えてしまう。