8月24日(月)
朝ドラを見た後、引き続きNHKをみていたら、なんだか見覚えのある物体が…。
マラソンタオル?
最新の汗取りインナー?
こういうのが最近はやっているのだそうです。
えええ~!?
こんなの昔っからあるよ。
雪国では、スキー学習時にこういうタオルを背中に当てていました。
だって汗かいたままスキー場から帰ると、途中で風邪をひくこと請け合いですから。
番組中も、そんなメッセージが届いておりましたね。
まあ、私の時は普通のタオルを背中に当てていました。
1/4くらいを背中から出して、終わるとシュッと背中から抜き取ります。
便利。
しかし、うちの子どもたちの頃は、タオルの真ん中に穴をあけて首を突っ込み、体の前面もカバーしたものが冬になると売っていました。
大人用も子供用も。
ところが、それから十数年たち、店頭でそれらしい商品を見つけることができなくなりました。
しょうがないので、廃棄寸前のぼろタオルに首の穴をあけて、ほつれないようにバイアステープを縫い付けておりましたよ。
ウォーキング用に。
10さんの分まで!
なんだー、商品として売ってるのか―。
今使ってるのが相当ぼろくなってきたから、新しく作らなきゃと思っていたんだけど、そうかー、商品として売ってるのか―。
…作るのめんどいvs買うのもったいない… … …悩む。
本日の読書:坂の中のまち 中島京子
Amazonより
『「隣に座るって、運命よ」文豪ひしめく坂だらけの町の、不思議な恋の話。大学進学を機に富山県から上京した、坂中真智は、おばあちゃんの親友・志桜里さんの家に居候することになった。坂の中にある町――小日向に住み、あらゆる「坂」に精通する志桜里さん。書棚には「小日向コーナー」まであり、延々と坂について聞かされる日々が始まった。ある日、同級生の誘いで文学サークルに顔を出すことになったが、集合先のアパートは無人で、ちょっと好みのルックスをした男の子が一人やってくる。一緒に帰ることになった真智に、彼は横光利一の『機械・春は馬車に乗って』を「先生の本」といって渡して来、米川正夫、岸田國士、小林秀雄がいまも教鞭をとっているかのような口ぶりで……ひょっとして、この人、昭和初期から来た幽霊なのでは?江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の別解(⁉)、遠藤周作『沈黙』の切支丹屋敷に埋まる骨が語ること、安部公房『鞄』を再現する男との邂逅、夏目漱石『こころ』みたいな三角関係……風変わりな人たちと、書物がいろどるガール・ミーツ・幽霊譚』
目次
・フェノロサの妻
・隣に座るという運命について
・月下氷人
・切支丹屋敷から出た骨
・シスターフッドと鼠坂
・坂の中のまち
・エピローグ
主人公の坂中真智(まさに坂の中のまち)は大学進学のために上京し、亡き祖母の親友である志桜里さんの家に下宿する。
そこは大学から徒歩15分と通学には便利な場所にあるが、小日向台というめちゃくちゃ坂の多い地域の坂の上にあった。
元ヒッピーだったという志桜里さんは、はきはきとした言葉遣いと行動力を持つ元気なおばあさん。
自分の、いかにも田舎のおばあちゃんだった祖母との違いに驚き戸惑うが、実は彼女とはもっと根源的な縁があったのだった。
というのはまあ、措いておいて。
東京の坂の多さは知っていたけれど、これほど文学作品に坂が登場していたとは思わなかった。
もっとも日本の近代文学はあまり読んでいないのだけど。
冒頭の一編こそ明らかにファンタジーで、現実には起こりえないけれど、『切支丹屋敷の骨』もまあ、不思議系の話だけど、坂マニアの志桜里さんとの交流や、幽霊部員のエイフクさんとの出会いや、学友であるよしんばちゃんや泉さんとのやり取り等、これは高校生くらいの子が読むといいかもしれないね。
PTAはお薦めしないと思うけど。
でも、選ぶのは自分自身。
恋愛も、生き方も。
主人公が夏目漱石の『こころ』について、主人公はお嬢さんであるべきでしょうと憤るところが面白かった。
確かに男性二人が勝手に盛り上がって死んでしまって、お嬢さんは「己の過去に対してもつ記憶を、なるべく純白に保存」って、漱石、女性に夢見過ぎやで。
真智のおばあちゃんがちょっと現実的でないというか、受け入れがたくはあった。
1970年代に地方都市から進学のために上京する女性って、頭がいいとかよりも、世間を説得できるかが大きいと思うのだ。
私はそれ以降の世代だけど、やっぱり「女に学問はいらない」って親戚から言われたし、ましてや上京、4大、共学なんて無理無理無理。
親友に対しても口が重くて、三日も悩み続けるような人が、70年代の東京で女子大生って親は心配で絶対出さないと思うもの。
進学するなら地元の女子大って時代だった。
出ていける人って、頭が良くてお金があってはきはき自分の意見が言える人。
そんな時代でしたよ、私の頃も。
よしんばちゃんは、もっと活躍してほしかったな。
口癖が「よしんば」だから、子どもの頃から「よしんば」というあだ名の彼女は、両親が共働きで書道の先生をしていたおじいちゃんに昼間は面倒見ていてもらったのだという。
だから会話の中で「よしんば」とか「なかんずく」とかちょっと言葉遣いが古めかしくておかしかわいい。好き。

