8月21日(金)

 

今週はずっと眩暈がしていて、なかなか読書ができませんでした。

代わりにBBC制作のドラマ『高慢と偏見』を見ていました。

 

 

これもまた原作に忠実でしたし、映画よりもストーリー以外の部分を丁寧に描写されていたので、とてもよかったです。

 

例えば、ジェーンがビングリーの家で熱を出したので、エリザベスが看病に行くシーン。

舗装道路などない時代ですから、本当に道がどろどろで、ドレスの裾が泥だらけになっているのです。

これは、さすがに、あのいけ好かないビングリーの妹ではなくても、「迷惑」って思っちゃうわよ。

 

「高慢」代表のダーシーを演じるコリン・ファースが、最初はずっと仏頂面で、にらみつけるようにエリザベスを見つめているのには笑いました。

不器用なんです、自分の感情を外に出すのが。

でも、あの顔で見つめられたら絶対「何か気に障ることをしたでしょうか?」と不安になっちゃうよ。

もう、ずーっとずっとその顔で見てるの。怖い。笑

 

ところがエリザベスが伯母さんたちとペンバリー(ダーシーの領地)を見学に行って、留守だったはずのダーシーとばったり会った時から、少しずつダーシーの表情が柔らかくなるのね。

自分のホームなのでリラックスした、というのもあるでしょう。

しかもエリザベスが気に入ってくれているという喜びももちろんあったでしょう。

その表情の変遷が、さすが役者さん、上手いなあと思いました。

 

ペンバリー(多分東京ドーム何十個か分と思われる広さ)にある高台から辺り一面の景色を見渡すシーンで、やっぱり北海道ってイギリスに似てるなあと思いました。

まっ平らな平野というよりも、緩やかにうねる丘の連なりが、北海道の道東、道北辺りの風景に似てる。

実際に根室の当たりで「イギリスじゃありません、北海道です」って看板見たことあるし。

今までは荒涼とした風景が『嵐が丘』のイメージだったんだけど、緑色の丘の連なりと言えば富良野や美瑛が似てるかも。

 

 

ミセス・ベネット(お母さん)は相変わらずおしゃべりで考えなしで鬱陶しかった。

ミスター・ベネットは飄々とした雰囲気がとても好きだ。(原作通り)

ビングリーの妹たちが、小説よりも映画よりもいけ好かなくて、あの兄さんにどうしてこんな俗物の妹たちがいるのか、と思ってしまう。

 

とても原作に忠実に作られた映画なのに、時折邪念が湧いてきました。

例えばミスター・コリンズ(ベネット家の財産を受け継ぐ従兄弟)の家にエリザベスが訪ねていったとき、自分がレディ・キャサリンにどれだけ信頼されているかをとうとうと語るシーンを見ながら、「こいつ、妻が日々ゾンビ化しているのに全く気付かないんだよな」とか、レディ・キャサリンがエリザベスのところに「ダーシーとの結婚は許さん」と言いに行ったとき、「こう見えて拳法の達人なんだよな」とか。

ちょいちょい『高慢と偏見とゾンビ』が出て来る。

いつか好奇心に負けて『高慢と偏見とゾンビ』の映画まで見てしまうかもしれない。

 

見たくないよ~。