8月12日(水)

 

大自然の中で暮らしたいと思ったことある?

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子どもの頃、テレビで毎週やっていた『アルプスの少女ハイジ』が好きでした。
大自然の中、のびのびと走り回るハイジが可愛らしくて。(という私は小学校低学年)
その後、福音館書店から出ていた完訳版の『ハイジ』を読みましたが、圧倒的にアニメが好きです。
だって、小説の方はなんだかキリスト教の説教臭くて。
 
 
アニメではその後『ペリーヌ物語』が大好きになり、原作の『家なき娘』は当時の私のバイブルと言ってもいいくらい好きでした。

 

 

私の好きなタイプの少女というのが、賢くて行動力がある子。

ペリーヌがまさにその典型でした。

 

最近アニメを見たり小説を読んだりしている『本好きの下剋上』のマインや、『薬屋のひとりごと』の猫猫(マオマオ)もそう。

三つ子の魂百までとはよく言ったもので、好きなタイプが変わっていない。

 

 

 

けれど、大人になって小賢しくなったせいか、追加項目があることに最近気がつきました。

それは、偏愛。

マインが本に対するように、猫猫が薬(特に毒)に対するように、好きで好きでたまらないものがあること。

そして、それ以外については割とどうでもいいと思っていること。

 

なのにマインも猫猫も事件に巻き込まれたり、進んで火中のクリを拾ったりしてしまうのは、ほんの少しの正義感のせいと猫猫は言っていたけど、マインはもっとはっきりと「わたしが気持ちよく本を読むために決まっているではないですか」と言い放つ。

 

そうなのよ。

規模は小さいながら、私もそうだもの。

本当は読書三昧で過ごしたいけど、それで家の中が乱雑だったり、人間関係に齟齬をきたしたりしたら、読書に集中できないもの。

小心者なので。

 

だから、思いっきり好きなものを好きと言って憚らない、存分にそれを堪能するためには手段を選ばず事件を解決していくふたりを、最近は本当に好きなのです。

私も読書を楽しむために、10さんのわがままに振り回されたり、10さんの理不尽に耐えたり、10さんの…

頑張る。

 

とりあえず明日も早起きじゃ。

なんかエル・グレコっぽい不穏な空の色ですが、無加工です。

ペルセウス座流星群、見られるだろうか。

 

 

 

本日の読書:嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか 鈴木忠平

 

Amazonより
『なぜ 語らないのか。なぜ 俯いて歩くのか。なぜ いつも独りなのか。そしてなぜ 嫌われるのか――。中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。それでもなぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。秘密主義的な取材ルールを設け、マスコミには黙して語らず、そして日本シリーズで完全試合達成目前の投手を替える非情な采配……。そこに込められた深謀遠慮に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、異端の名将の実像に迫る。「週刊文春」連載時より大反響の傑作ノンフィクション、遂に書籍化!』

落合博満監督が嫌われる理由はいくつかあるだろう。
ファンから嫌われた理由はわかる。
試合が面白くないから。
確実に勝てる選手で確実に勝てる方法で勝っていく。
ファンなら勝手嬉しい気持ちはもちろんあるはずだが、予定調和の試合は見ていて面白いものではない。

ファンはそこにドラマが欲しいのだ。
予定調和では得られない、感情が揺さぶられる何か。
落合が最も嫌う、それ。
勝つために雇われて、勝つための試合をした結果がファンに嫌われる。
でもまあ、ファンに好かれるようにというのは契約条項にないので、落合は気にしない。

しかし球団は気にする。
勝っても勝ってもドームが埋まらない。
リーグ優勝、日本一になってもファンが帰ってこない。
しかし勝ち続ける限り、成功報酬のように監督や選手の年俸は上がっていく。
経営は圧迫していく。

マスコミは、今までの慣例を無視して、多くを語らない、語る場所を作ろうとしない落合を持て余す。
セオリーを無視した落合の言動を、マスコミはどう評価してよいのかわからなかった。
それは気分のよくないことなので、落合を嫌った。

私は勝つことに対する落合の貪欲な姿勢を買う。
説明されれば理にかなっていると思われるあれこれを、なぜ説明しないのかと言われれば、自分の頭で考えて自分の判断で行動してほしいからに他ならない。
普通は大人として当たり前のことだ。
ぶら下がっていれば記事のネタが与えられるとか、監督やコーチのいうとおりにしていればいいとか、それは社会人として無責任だと思う。

でも、唯一落合の読み違いがあるとすれば、ファン離れによる球団の経営悪化だ。
野球はスポーツで、真剣であるべきなのはもちろんなのだが、プロということで興行としてどうかも考えなければいけないのだと思う。
最近のエンタメに振り切れているプロ野球がいいかと言われると、まずプロとしてのプレーができてこそだろう、と思っているけれど、想定通りの勝ち方をするのならわざわざ球場まで足を運ぶ必要がないのも、わかる。

ただ、感情的な繋がりはなくても、自分から落合の考えを読もうと努力した選手は、落合のことを嫌ってはいなかったんじゃないかと思う。
わかろうとしなかった選手は、最後まで落合がわからず嫌いだったかもしれないけれど。

でも、勝ち続けたがゆえに解任っていうのは、経営としてはわかるけど、長い目で見て球団としての判断が問われると思う。