8月13日(木)

 

数ヶ月前から本を読むペースが落ちています。

なんでかな~とずっと考えてはいました。

加齢で本を読むペースが落ちたのかなあ…なんて。

 

実は春先から下瞼の裏側にマイボーム腺が原因のものもらいができていました。

全然痛くないし、ものもらいだけど目立たないので、市販の抗菌目薬を差して対処していました。

治癒するのに数ヶ月くらいかかるということなので、気長に待っていたかいあって、最近ずいぶんものもらいが小さくなってきました。

 

それで、気づいたのです。

あれ?

夜になると目にカスミがかかったように文字が判読しにくくなるのって、ものもらいのせいじゃないんじゃない?

これがいわゆる「かすみ目」ってやつなのでは?

 

ああ、よかった。

要は、加齢のせいなんでしょうけれど、実はひそかに恐れていたのは「加齢のせいによる意欲の低下」。

なんだ、肉体的衰えならしょうがないじゃん。

ああ、よかった、よかった。

 

ただ、昼間は大丈夫なんだけど、夜になると文字が判読しにくくなるっていうのは困るのよ。

午前中にやらねばならないことをやって、午後から夜にかけてが読書時間なわけですが、10さん多忙の昨今、午後から買い物や晩ご飯の支度に時間をとられて、夜しか本を読む時間がないこともあるので。

 

スマホの文字は読めるんだよね。

いよいよ電子書籍デビューするか?

とも考えましたが、まあもう少し、ゆっくり紙の本を読むことにします。

 

かすみ目ですが、ペルセウス座流星群を見に行きました。

夜空全体に雲が広がっていて、せっかく新月で流星が見やすいタイミングだったのですが、1~2個くらいしか見られませんでした。

いい年をした親子が3人芝生に寝そべって30分。

「人工衛星飛んでるねー」「今のは流星でしょうか?」「え?どれ?」等々、久しぶりに夜空を見上げて、少し目の疲れが取れたような気もします。

 

昼間はこんなに晴れているのに、夜はまた曇りなんだよ。
全くさあ!

 

 

 

 

 

本日の読書:赤と青のガウン オックスフォード留学記 彬子女王

 

Amazonより

『ドアを閉めた瞬間に涙がこぼれた。思えば、あれが留学生活最初で最後の「帰りたい」と思った瞬間だった。本書は2004年から5年間、英国のオックスフォード大学に留学し、女性皇族として初めて海外で博士号を取得して帰国された彬子女王殿下の留学記。女王殿下は2012年に薨去された「ヒゲの殿下」寬仁親王の第一女子、大正天皇曾孫。初めて側衛(そくえい)なしで街を歩いたときの感想、大学のオリエンテーリングで飛び交う英語がまったく聴き取れず部屋に逃げ帰った話、指導教授になってくれたコレッジ学長先生の猛烈なしごきに耐える毎日、そして親しくなった学友たちとの心温まる交流や、調査旅行で列車を乗り間違えた話などなど、「涙と笑い」の学究生活を正直につづられた珠玉の25編。最後は、これが私の留学生活を温かく見守ってくださったすべての方たちへの、私の心からの「最終報告書」である、と締めくくられる。』

思った以上に研究・論文作成にページを費やされ、学友との交流がメインかと勝手に思っていましたが、本当に真摯に研究と向き合い、興味がどのようにむいて、何をどのように研究したのかが、共に傍にいたかのように伝わります。
その合間に、イギリスという国の知られざる側面を紹介されたり、ご自身の日常を披露されたりと、その塩梅も抜群で面白い。

ただ2つ、とても気になってしょうがないポイントがありました。

ひとつは、彬子女王というお名前の表記。
もちろんこれが正式な表記なので文句をつけているわけではありません。
ただ、「女王」という言葉のイメージと、それの英訳である「プリンセス」という言葉のイメージが、私の中では遠く隔たっているもので(「ハートの女王」と「白雪姫」くらい)、肝心の著者のイメージがブレブレになってしまうのです。

「女王」という言葉がまた、日本と海外では意味が違うのがややこしい。
海外だと女性の王様ということになりますが、日本の「女王」は、「内親王」よりも血統的に天皇から遠い皇族女性という意味になり、立ち位置は大きく違っています。
この言葉について、もう少し整理できないものでしょうか。
誰が決めるの?内閣?宮内庁?

もうひとつは、敬語の使い方。
皇族という特殊性なのか、父君に対して尊敬語なのですね。
私たち読者という他人に対して、家族を尊敬語で書いた文章を今まで読んだことがないので、とても引っかかってしまいました。

そして「おられる」の多用。
私は「おられる」という敬語はあり得ないと思っているので、とても気になりました。
父親に尊敬語、その尊敬語は謙譲語+丁寧語で作られたもの。
大変読みにくい。

「先生がおられる」ではなく「先生がいらっしゃる」、「~しておられる」ではなく「~なさっている」と書いていただけたら、すっきりと読めたのにと残念に思いました。

でも内容は、本当に面白かったのですよ。