8月7日(金)
小学生、中学生の頃は、学校の図書室の本を読むのが好きでした。
子ども向けの世界文学全集、伝記、ミステリ等ジャンルを問わず読んでいました。
そして、時々母親の名義でPTA文庫も借りておりました。
読むのが早いので、子ども向けの本はすぐに読み終わってしまうのです。
だから連休とかはこっそり大人の本も読みました。
そんな中で今でも印象に残っているのが、下村湖人の『次郎物語』。
家族の中で、一人だけ居場所がないというか、家族に馴染めない次郎。
でも、辛い時期を乗り越えて、お兄さんと仲良くなるんですよね。
ルナールの『にんじん』。
これがまた母親に理不尽にいじめられ、兄姉も意地悪で、父親は基本無関心で…という救いのない話で、今でも思い出すと心が痛む。
小学校に入るか入らないかくらいの子が読む話ではないと思うのですが、昔の児童書は総ルビで読めちゃうんですよ、ひらがなが読めれば。
トラウマ的に苦手な『にんじん』と違って、お兄さんと仲良くなるのがいいなあ、と当時の私は思っていたのかもしれません。
「無計画の計画」も、お兄さんたちとのエピソードで、今でも私の心の中にしっかりと生きています。
ところが、今回我が家にある『玉川児童百貨大辞典』の文学の巻を改めて読んでみると、慕っていた先生が軍人批判をして学校を辞めさせられるとか、反対の署名運動をした次郎は学校を退学させられるとか、全く覚えてない…。
社会派の作品だったんだ。
百科事典にNHKドラマの『次郎物語』の写真が載っています。
主演はシャアの声でおなじみの池田秀一さん。
ちなみに、万が一PTA文庫を私が借りているとばれたら困ると思い、普段本を読まない母用にも借りていました。
先生から「PTA文庫利用されているのですね」などと母が言われた時のために。
母はあまり読んではいないようでしたが、井上ひさしの『ブンとフン』は面白かったと言っていました。
中学生の頃は世界文学全集を買ってもらったこともあって、あまり図書室に通わなくなりましたが、PTA文庫から1冊だけ借りて読んだのが、『クーデンホーフ光子伝』。
これは大和和紀のマンガ、『レディーミツコ』の原作と友だちに教わって。
ヨーロッパの貴族の家に嫁いだ日本人女性の話。
香水の『ミツコ』は彼女の名前から付けられたそうです。





