7月22日(水)

 

解説・あらすじ

中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政らが織りなす壮大な物語を描く原泰久の人気漫画を実写映画化した「キングダム」シリーズの第5作。秦と六国がぶつかり合う原作屈指の人気エピソード「合従軍編」を映画化する。

馬陽の戦いで秦が大将軍・王騎を失ってから3年。王騎の思いを受け継ぎ、成長を続ける信は千人将に昇格していた。そんな中、趙の宰相・李牧の策略で、秦以外のすべての国が手を組み、総数50万からなる「合従軍」が秦へ侵攻を開始する。首都・咸陽の王宮では嬴政を中心に事態の対応に奔走するが、かつてない軍勢を前に、秦は国家滅亡の危機に追い込まれる。信は同じ若き将である蒙恬や王賁とともに、秦の国門である函谷関へ向かい、同地には麃公、蒙武、騰、王翦、桓騎ら秦を代表する将軍たちが集結する。一方の合従軍は、楚の春申君を総大将に、かつて祖国を蹂躙されたことで秦に恨みを抱く趙の猛将・万極をはじめとする各国の強者たちが集っていた。

信役の山崎賢人、嬴政役の吉沢亮、李牧役の小栗旬らシリーズおなじみのキャストが引き続き出演。蒙恬役で志尊淳、王賁役で神尾楓珠、桓騎役で坂口憲二、春申君役で斎藤工ら豪華キャストが新たに参加した。監督もシリーズ全作を手がける佐藤信介が続投し、1作目から脚本に参加している原作者の原が、今作でも脚本を手がけている。(映画.com)

 

 

 

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物語の主人公は信だということは重々わかっていますが、今まで見た映画では政が主人公のような気がしていました。

でも、今回の映画で、過去の振り返りシーンを見ると、もしかして主人公は王騎将軍?なんて思うほど、物語の中心にいらっしゃったのですねえ。

そんな彼がいなくなって、この先どうなるの?

 

王騎将軍が亡くなって3年後。

信は順調に出世して、千人将。

さくっと苦労なく出世しているように見えてしまうのが、主人公としての見せ場に欠けるところよね。

秦は趙と同盟を結んで一時的に平和を取り戻し、体制を整えつつあるところ。

 

ところが、趙が裏で手を回し、中華七国のうち秦をのぞく六国が手を結ぶ。

合従軍が秦の咸陽を落とすべく函谷関に集結し、戦いの火ぶたが切られた初日が終わり…というところまでが、今回の映画。

これ、絶対続編もう撮影してるよね。

 

原作読んでないし、中国史よくわからないけれど、日本で言うと卑弥呼の500年前。

ここから何年後に秦が中華を統一するのかわからないけど、とりあえずいくつかの国はつぶすんだろうか。

 

合従の黒幕である趙の李牧は、今回は大国である楚を立てて前に出てこない。

けれど李牧が放った趙の万極(まんごく)を演じた山田裕貴が、今回の最優秀助演だったと思う。

父や兄と一緒に秦兵に生き埋めにされた恨みだけで生き延びて、戦場でも非戦闘員相手でも構わず虐殺を繰り返す万極に、最後なぜか憎み切れない思いが沸いてくるのである。

でも、趙兵がゾンビみたいで怖かった。

 

あと、ずっと王騎将軍の副将を務めていた騰(とう)を演じた要潤。

「所詮は副将レベルじゃないか」と敵に言われたときに、「とてつもない大将軍を陰で支え続けた自負がある」と言い切り、「そんな大将軍はたった一人しかいない」と言って敵を切って捨てる姿。

熱いわ~。

 

そんななか、河了貂(かりょうてん)を演じる橋本環奈が、戦場の埃ひと粒もついていないくらい身ぎれいで違和感。

第一作ではそこそこ小汚かったはずなのに。

そして全く軍師に見えない。

 

王騎将軍亡き後、藨公(ひょうこう)将軍が、なかなかのじいさん将軍っぷりでいい感じだったけど、多分歴史ではそろそろ世代交代をするのかもしれない。

蒙恬(もうてん)とか王賁(おうほん)とか聞いたことある人たちが出始めている。

それにしても呂不韋(りょふい)は、いつまで王宮で大きな顔をしていられるんだろう。

彼のせいで秦がまったく一枚岩じゃないんだよ。

 

映画なのでストーリーはサクサク進んでしまうけど、本当は一人一人にちゃんとドラマがあるんだよね。

そういうのをじっくり見たいなと思ったら、中国史を勉強するしかないんだろうか。絶望。