6月27日(土)

 

毎日コツコツ読んでいた『本好きの下剋上』のコミックですが、無料で読める部分を全部読んでしまいました。

ああ、続きが気になる~。

 

大長編の小説が元になっているのですが、恐ろしいのは最終的に物語がどう終わるか、ということよりも、今、このエピソードがどう収束するのかが気になって気になってしょうがないことです。

まるで週刊マンガの連載みたい。

そんなわけで、毎日毎日読み続けてきたわけですが、もう読める部分がない。

 

一瞬、コミック買おうかなあと思っちゃいましたが、コミックはまだ完結していません。

兵士の娘(つまり庶民)から、神殿の巫女へ、青色巫女として神殿長に、領主の養女になり貴族へ、そして貴族院での一年目、図書館の魔術具の主となったあたりまでしか読めませんし。

小説は完結しているのですが、あんまり長すぎて、章ごとにマンガ家を変えてコミックを刊行していますが、まだ全然折返しまでも行っていません。

 

となると、小説を読むか。

『小説家になろう』サイトで、最後まで無料で読むことができるのです。

試しにちょっと読んでみました。

無理でした。

 

横書きなんですよ。

 

携帯小説に馴染んでいる人ならいいのでしょうが、私にとって横書きは小説を読むには不向きなんです。

たまに、森博嗣とか横書きでありますけど、横書きだとどうしてもテキストとしか思えなくて、行間は読まずに文字情報だけを受け取る感じ。

 

特にこの本は、紙の本じゃなくちゃダメなんだ!

本がないから紙を作り、インクを作り、製本機を作るような少女の物語を、ネットで読んじゃダメなんだ!

…いや、ネットで発表されたものなのだが…。

 

といろいろ迷った結果、図書館で借りることにしました。

読みたい本リストの順番はまだですが、超法規的措置として順番飛ばして読みます。

それと、アマプラでシーズン最初から見返すわ。

 

 

 

 

 

本日の読書:虚栄の市 一 サッカレ

 

カバー折返しより
『十九世紀初頭のイギリス上流・中流社会の世相を、自らもその一員であった作者サッカレが鋭く風刺した代表作。』

『虚栄の市』と聞くと、一瞬『天路歴程』を経由してしまう(作中に登場)が、読んでみたら当然、まったく違う話なので今後はストレートに『虚栄の市』を思い浮かべられるだろう。

100年前のイギリスを舞台にした、恋愛下剋上小説(?)
売れない画家とフランス人のダンサーの間に生まれた、孤児のレベッカと、豪商の娘として何不自由なく育ったアミーリャ。
アミーリャはとても素直で感情豊か、レベッカは頭の回転が速く、リアリスト。
こんな二人が親友なのだが。

レベッカは最初、アミーリャの兄を狙う。
インドの収税理だったが、暴飲暴食がたたって体を壊し、イギリスに帰ってきていたのだが、その見た目と引っ込み思案の性格ゆえ、まったく女性にもてない。
プロポーズの直前まで行ったが、強い酒を飲み過ぎて泥酔した揚げ句に醜態をさらし、結局レベッカの前から姿を消してしまう。

レベッカは、貧乏でしみったれな従男爵家に家庭教師として雇われ、そこの家族に大変慕われる。

在学中のレベッカは、上昇志向が強く勝ち気で、ちょっと鼻持ちならない娘だったが、社会に出て、自分をうまく押し隠して人たらしの腕を磨く。
でも、決してそれが、読んでいて不快ではない。

裏表はあるけれど、他人の不幸をのぞんだり足を引っ張ったりはしないレベッカ。
頼るべき親や後ろ盾が一切ないので、自分の力で伸し上がっていくしかない。
それに比べると、アミーリャは受け身一方で、今のところとても善良である以外に書くべきことはない。

ところで、古い岩波文庫で読んでいたので、旧字や旧仮名遣いが若干手ごわい。
ヂョンソンとかヂマイマという名前、ピンカトンという苗字。
わかるけど…そうですか、そう来ますか…という感じ。

面白かったのが果物饅頭と書いて、タアトと読み仮名がふっていたこと。
これ、タルトってことでいいでしょうか。
にしても、果物饅頭。ぷぷぷ。