3月31日(火)
退職して二年がすぎました。
傍から見るとのほほんとお気楽に過ごしているように見えるでしょうが、多少は思うに任せなかったこともあり、一年目の反省を基に改善したところもあったような…。
1 家族も健康であることの難しさ
退職して半年後の、一昨年の9月に腰椎を骨折して、コルセットを外せたのが去年の6月。
長かったです。
しかし、コルセットを外す直前の昨年5月、娘が体調を崩して休職。
結局仕事を辞めて、去年の10月に札幌に戻ってきました。
そして、年末には長男も体調崩して有休取ったりテレワークだったりということが発覚。
今私は、薬も飲まず、検査のために通院するくらいでめっちゃ健康なのですが、家族全員健康というのは難しいなあと痛感した退職二年目。
2 出不精が加速
娘が体調を崩す前は2週間に1度くらいの割で映画館に行っていましたが、娘の体調不良がわかってからは映画を観に行く気になれず、最近まで半年以上も映画館に行きませんでした。
夏に北広島在住の友だちから、市民じゃなくても利用できると教えられ、北広島の図書館に通うようになりましたが、だからと言って誰かと話をするわけでもなく、読書量は増えましたが、対人関係は縮小する一方。
美術館にもあまり行けませんでした。
今年はもう少し散歩以外に外に出ていこうと思います。
人間関係が拡大する予定は、今のところ皆無。
3 断捨離が中途半端
腰椎骨折で中断していた断捨離を、再開する気力がわきません。
わたしが頑張って自分のものを処分しても、家族のものが一向に減らないので、心が折れました。
頑張って作った空間を、10さんの私物が侵食していく…ゆ・る・せ・ん!
4 ひとり旅の挫折
ひとり旅も夫婦旅も、企画はしても実行はできませんでした。
実家の方で問題が起きたり、娘が体調崩したり…。
今後も、何かをしようと思ってもタイミングを逸してしまうことが増えるんだろうなあ。
意外と自由がきかないものです。
しかし、認知症予防のためにも旅行はしておきたいものです。
出不精とどう折り合いをつけるか。頑張れ、自分。
さて、明日から退職三年目に突入です。
金と健康と時間をうまく使って、一日ひと笑いを目標に、ゆるゆるほどほどのんべんだらりと頑張ります。
本日の読書:遊びをせんとや 古田織部断簡記 羽鳥好之
Amazonより
『古田織部の自死から十八年――上段末尾に「遊びをせんとや」、下段末尾に「これにて仕舞」と記された、織部最後の茶会の指示書が見つかる。この席に誰が招かれ、これは何を意味するのか? 毛利家内での諍いに苦しむ中、茶の弟子である毛利秀元が真相を探る。』
後白河法皇の話かと思ったら、サブタイトルに古田織部。
でも、主人公は織部の弟子だった毛利秀元でした。
豊臣の天下が盤石になった時千利休は切腹を命じられ、徳川の世が天下に示された時古田織部は切腹を命じられた。
という因縁を知らなかったので、興味深く読んだのですが…。
む、難しいよ、この本は。
歴史上の有名な人物は、ある程度名前がわかるのですが、さすがに役職までは把握できてるとはいいがたく、「飛州」とか「甲斐」とか「総見院」とか言われるたびに、誰だっけ?ってなる。
よく海外の小説で、名前とミドルネームと愛称が出てくるから、誰が誰やら…という話を聞いていたけど、初めて気持ちがわかりました。
織部が自裁した日に開いた、最後の茶会の茶道具や献立を記した掛け軸が、織部の弟子であった毛利秀元のもとに持ち込まれた。
そこに書かれていた「あそびをせむとや」という言葉の真意、織部は死を前にして何を思っていたのか、最後の茶会に呼ばれた客は誰か。
これがストーリーの第1の柱。
他は、毛利家の本家と秀元との確執が極まり、支藩扱いの秀元の藩を本家から独立させたいという、政治的な運動がもうひとつ。
そして葭原(よしわら)の太夫白菊との関係が三つ目なのだけど…これ、要る?
小難しい割に話が進まないというか、小難しいから進まないのか。
そして苦労した割に、カタストロフィがない。
ぶっちゃけ、家康は実用本位の遊びのないつまらん人間で、茶人たるもの、権力に負けて自分を曲げるなというのが、利休と織部の心意気ということです。
ちなみに不要なものを切り落として切り落として、最後に残ったものを最上のものとして大切にする利休と、一見失敗作のような武骨で歪なものの中に美をみつけた織部は、真逆のようでいて自分の美を曲げないという一点で、まさしくつながっている師弟だったのでしょう。
