3月20日(金)

 

2019年の本屋大賞ノミネート作品を読み終わってから2020年のを読み終わるまで1年半かかったのですが、それから2021年分を読み終わるまで半年しかかかりませんでした。

っていうか、読み終わったの、1月でしたわ。

 

2021年のノミネート作品

1位 52ヘルツのクジラたち 町田そのこ

2位 お探し物は図書室まで 青山美智子

3位 犬がいた季節 伊吹有喜

4位 逆ソクラテス 伊坂幸太郎

5位 自転しながら公転する 山本文緒

6位 八月の銀の雪 伊与原新

7位 滅びの前のシャングリラ 凪良ゆう

8位 オルタネート 加藤シゲアキ

9位 推し、燃ゆ 宇佐見りん

10位 この本を盗む者は 深緑野分

 

翻訳小説部門

1位 ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ

2位 神様の貨物 ジャン=クロード・グランベール

3位 あの本は読まれているか ラーラ・プレスコット

 

超発掘本

・ない仕事の作り方 みうらじゅん

 

ノンフィクション部門

大賞 海をあげる 上間陽子

他  あの夏の正解 早見和真

   キツネ目 グリコ森永事件全真相 岩瀬達哉

   ゼロエフ 古川日出男

   デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 河野啓

   分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議

   

2021年の私的大賞は、圧倒的に『ザリガニの鳴くところ』。

この作品は、昨年読んだ本の中でも、5本の指に入るくらいの読みごたえと没入感がありました。

 

ここ数年、本屋大賞をとる作品がちょっとふわふわゆるゆるで物足りなく感じることが多いです。

『ザリガニの鳴くところ』を読んだとき、どうして日本の作家はこのような作品を書かないのか、と忸怩たる思いを抱きました。

 

そんな中、日本の作品の中では『推し、燃ゆ』が、異彩を放っていたと思います。

推し活は、今となっては多くの人が当たり前に行っている行為だと思いますが、こんなにも痛々しくあり得るのか、と。

主人公は多分発達障害と言われる特性を持っていると思うのですが、それにしても、だよ。

そして、家族は機能不全。

まさに現代の作品だなあと思いました。

 

あとは『オルタネート』が、面白かったです。

今の高校生の生活がまさにこの通り、とは思いませんが、多分本質をついているのではと思える説得力のある作品でした。

それから『自転しながら公転する』。

ごくごく身近な人たちの、何の変哲もない暮らし、悩み、葛藤が書いてあるだけなのに、なぜか読むのを止められませんでした。

これが上手さというものだなあと思いました。

 

馬少しずつ読み始めている2022年の作品は、ここ数年の物より少し読みでがありそうで、ワクワクしながら本を手に取っています。