3月16日(月)
 
雪が融けて歩きやすくなってきたので、最近は家の近所を歩いています。
定期はゴールデンウィーク明けまであるので、サツエキまで行ってもいいのですが、同じところばっかり歩くのって飽きます。
今は半年ほどご無沙汰していたあちこちを歩き回っています。
 
久しぶりに行った図書館は、美術関係の本の展示場所の日当たりが抑えられていて、現代アートの本が増えたような気がしました。
そして、私がこつこつ借りていた、鳥取環境大学の小林朋道先生の『先生!~』シリーズがなくなっていました。
ショック!
全体的に動物関係の本が減った気がします。
他の図書館に移したのだと思いますが、「予約しないで借りる枠」のシリーズだったので、いなくなったのは残念です。
 
久しぶりに行った仲卸センターは、この半年の物価高騰のせいで、全然安く感じられなくなりました。
というわけで、何も買えずに帰ってきました。
 
歩道はずいぶん雪がなくなっていますが、公園や個人宅のお庭などにはまだ雪がたくさん残っていますので、花を愛でるのはまだまだ先になりそうです。
でも、木の根元は雪が融けてきましたね。

 
 
 
 
本日の読書:ためらいもイエス 山崎マキコ

 

カバー裏より

『わたしは仕事以外になにもない、さっぱりとした日常をいたく気に入っていたはずだった――二十八歳にして処女、仕事ひとすじの奈津美に訪れた予想外のモテ期。三人の男を前に、はたして彼女は、棒に振ってしまった思春期を取りもどすことができるのか。愛すべき恋愛音痴のための可笑しくて、やがて切ないラブストーリー。』

つい最近も、恋愛小説は苦手だと思い知ったばかりだ。
が、恋愛小説は苦手でも、ロマンス小説は好きかもしれない。
具体的にどう違うのかはわからないけれど、私が思っている違いとしては、恋愛のどろどろした感情が中心のが恋愛小説で、恋愛のわたわたした情動が中心なのがロマンス小説。
ってことで。

要するに、この小説は面白かった。
会社で初の女性管理職が目前の、仕事ひとすじの28歳、奈津美。
しかし彼女は大の恋愛音痴で、未だに処女であることを誰にも秘密にしているのだった。
という、マンガでは割とありがちの設定。

だからすぐに、彼女の運命の人が誰なのかわかりました。
何をしても許してくれる。
落ち込もうともプチパニックに陥ろうとも失礼をぶちかましても、気長に待っていてくれる彼。
うん、マンガでは割とありがちの設定。

でも、だからこそ、読ませる技術が光るのでした。

親の束縛から離れ、早くひとり立ちするために勉強ばかりしてきたため、青春時代を犠牲にしてきたと思う奈津美。
恋愛も、友情も、部活や学校行事の楽しさも知らなかった。
ちょっと間違えたら、これ私だったかもしれないな。
少なくとも友情以外はほぼ未経験と言っていい。
勉強もあまりしなかったけれど。
だから奈津美が、男女の駆け引きとかがわからなくて、自分の気持ちもわからなくて、頓珍漢な反応をするのも微笑ましく読めた。

できのいい子ども順に可愛がり、自分の思うとおりに育てようとする母と、奈津美や姉妹それぞれの距離感が、リアルとは思わないのに絶妙。
ただ、金銭感覚が、バブルの後だというのにやたらと高級志向な人たちが多くて…やっぱ東京ってそういうとこなの?