3月5日(木)

感動したホテル・旅館

以前もブログに書いたことがありますが、北海道の東にある養老牛温泉の『湯宿だいいち』が好きです。

チェックインする前から、リラックスして宿の周囲の自然を楽しむことが出来、好きな浴衣を選んで部屋に行くと、テレビを見てくつろぐ部屋と寝室が別れていて、それぞれにのんびりすることが出来ます。

ひとつとして同じデザインの部屋はないので、何度行っても楽しめるし。

 

食事も美味しいし、自然を楽しめる露天風呂で野生のフクロウを見かけましたし、チェックアウト時にはつき立てのお餅を持たせてくれます。

ひとつひとつのおもてなしの心に感動しました。

 

後は、定山渓の『ふる川』も好き。

夏なら虎杖浜の『ふる川』にも泊まってみたい。

 

でも、そういうホテルじゃなくてビジネスホテルでは、最近アパホテルがお気に入りです。

ビジネスホテルなので、サービスは他と似たり寄ったりですが、なんといっても歯ブラシのクオリティが高い。

ホテルの歯ブラシで、こんなに柄がしっかりしていて、ブラシ部分の細やかなものってないと思うの。

感動してたら、アパホテルの歯ブラシって売ってるのね。

 

いや、買いませんけどね。

1本当たり180円って、安いよね。

いや、買いませんけど。

だって、ホテルから持ち帰って、今愛用してるから。

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本日の読書:隠居おてだま 西條加奈

 

Amazonより
『大好評『隠居すごろく』続編!老舗糸問屋・嶋屋の元主人の徳兵衛は、還暦を機に隠居暮らしを始めた。風雅な余生を送るはずが、巣鴨の隠居家は孫の千代太が連れてきた子供たちで大にぎわい。さらにその親たちの面倒にまで巻き込まれ、新たに組紐商いも始めることとなった。だが、充実した生活の裏で家族に芽吹いた悶着の種に徳兵衛は気が付かない。やがて訪れた親子と夫婦の危機に、徳兵衛はどう向き合う? 愛と笑いと人情に溢れた、傑作時代シリーズ第2弾!』

目次
・めでたしの先
・三つの縁談
・商売気質
・櫛の行方
・のっぺらぼう
・隠居おてだま

季節の移り変わりを愛で、風雅な余生を送るために隠居して隠居家に暮らしていたはずなのに、孫の千代太が次々と拾い物や難問を持ち込んでくるために、近所の人たちの面倒をみつつ新たな商売を始めることになった徳兵衛さんの、その後の話。

相変わらず徳兵衛は頑固で、千代太は優しくて泣き虫で、彼らの周囲では解決しても解決しても問題が手元にやってくる。
さながらおてだまのように。

いろいろな事情から、10歳前後で家族を養っていかなければならない子どもたちを取りまとめて、王子権現の案内商売をする千代太。
千代太を補佐する勘七は、父親が出て行った後に病気で倒れた母と7歳の弟の面倒をみている。
ようやく生活の目処が立った時に、3年ぶりに父親が帰ってきて…。

相棒の瓢吉は、稼ぎをすべて色街に落としてしまう夫に愛想をつかした母が出て行った後、弟と二人なんとか食べてきたのだが、再婚した母が瓢吉と弟も一緒に暮らそうといいに来て…。

おてるは病気で起き上がることもできない母の面倒をみながら、早く組紐職人の修行をしたいと焦っている。
もっと母親に楽をさせてあげたいから。

どの子もけなげでねえ。
大人が自分の事情で手いっぱいのとき、子どもはただ巻き込まれてしまうしかない。
親も苦しいとわかっているから、自分の気持ちは呑み込んでしまう。

江戸時代、両親が離婚した時には、男子は父親が、女子は母親が引き取るのが普通だったのだそうだ。
だから瓢吉は、お母さんと別れて淋しくても、しょうがないと思っている。
でも、幼くてお母さんのことを覚えていない弟のことがうらやましくもあった。

自分は父親を見捨てられないけれど、弟は母と暮らすべきだと言ったとき、「お母ちゃんのことは忘れてしまったから、夢を見てものっぺらぼうなんだ。兄ちゃんのことは忘れたくない。ずっと兄ちゃんのそばにいたい」と泣いた弟を見て、いつも笑っている弟だって、母の記憶がなくて傷ついていた事に気付く。
もちろん私は号泣さ。

ところで、最後に徳兵衛は嶋屋(元の自分の店)と縁を切り、妻と離縁する。
いつも堅苦しく表情に乏しい妻は、直接それに物申しはしなかったのだけど。
彼女の最後の決断が、ちょっとうらやましい。
江戸時代の地図で確認したけど、白山と巣鴨は割と近いし中山道の一本道なのね。
スープは冷めるかもしれないけれど、いい距離感だしね。
いいなあ。