3月3日(火)

 

ひなまつりに食べたい料理は?

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手毬寿司がかわいくていいなあとおもうけど、見栄えよく作ろうと思うと手がかかるので作らない。
今日の晩ご飯はちらし寿司です。
 
ひなあられも菱餅も白酒もハマグリのお吸い物も食べる習慣がありません。
でも、桜もちは食べる。(桃の節句なのに桜とはこれいかに?)
桜もちの色が薄くて淋しかったので、笹餅の桜とあおさを買う。
桜の方は塩漬けの葉っぱが刻んで入っていて、塩味がある分食べやすかったです。
あおさの方もそんな感じだったらしい。
 
北海道では緑のきな粉をまぶした「うぐいす餅」も、この時期よく食べられていると思う。
本州で見かけたことはない気がするけれど、甘味に興味がないから見逃していたかもしれない。
 
 
 
 
 
本日の読書:阿部光子の更級日記/堤中納言物語 阿部光子

 

Amazonより

『自分の生涯を爽やかに綴り、日記文学の中でも特に愛されている菅原孝標女の『更級日記』。「虫愛づる姫君」など、ユニークな発想にみちた短編集『堤中納言物語』。』

目次
〇更級日記
〇堤中納言物語
 ・このついで
 ・花桜折る少将
 ・よしなしごと
 ・冬こもる空のけしき
 ・虫愛づる姫君
 ・程ほどの懸想
 ・はいずみ
 ・はなだの女御
 ・かひあわせ
 ・逢坂こえぬ権中納言
 ・思はぬ方にとまりする少将

現代訳でさっくり読める古典シリーズ。
今回は『更級日記』が読みたくて。

一応13歳から52歳までの生涯を書いているのだけれど、なんといっても白眉は文学少女だったころのこと。
大人になっても、夢見がちな部分は残っていたとはいえ、生活に責任のない少女の頃は、薬師如来に「京都に早く上らせてくださいまし。そして、たくさんあるという物語を、あるだけみな見せてくださいまし」と薬師如来像にお願いするくらいなのである。

実際父親が上総での任務を終えて京都に帰ってからは、いろんな伝手を辿って本を入手しようとするのだ。
社交のようなことには興味がなく、家に引きこもって、朝から晩まで本を読みふける生活。

出産を機に亡くなった姉の娘二人を母親代わりに育て、早々に仏門に入った母に代わって主婦として家の切り盛りをするようになっても、やっぱり本を読み続け、ついに親戚から宮仕えをするように言われてしまう。

気が進まないまま、時折出仕しているだけでも、いつか心やすい友達ができ、文学談義などをするようになった頃、親が強引に結婚話を進めてしまう。
このあたり、自分の両親は考え方が古いと憤慨している。
1000年も昔の人が。

時雨の夜、歌を交わし合った男性もいたけれど、概ねドラマチックな出来事は無縁に過ごした人生の後半。
もっと仏教に帰依していればという反省もあるようだけど、1000年後に「同志よ!」と多くの女性の賛同を得るような生き方って、なかなかできるものじゃあない。
名前すら残っていない菅原孝標の娘のこの日記が、現在まで残されていた奇跡に感謝だ。

そして『堤中納言物語』。
『虫愛づる姫君』しか知らないなあと思っていたけれど、読んでみたら私の知ってた話と結末が違っていた。
わたしが知っている話では、最後は虫たちが綺麗な蝶になってめでたしめでたしだったけど、ここでは、のぞき見していた男たちが「毛虫のような眉毛の姫なんて、珍しいものを見たよ」と笑って去って行くのみ。

ハッピーエンドとかどんでん返しとかはあまりなくて、スパンと物語が終わっているものが多くて、ちょっと戸惑う。

平安時代は夜が暗いので、姫をさらってこようと忍んで行って、間違えておばあさんをさらってしまった『花桜折る少将』や、通い婚の夫が今日は来ないと油断していたら突然現れたので、慌てて暗闇の中で化粧をしたところ白粉の代わりに眉墨を顔に塗りたくってしまった『はいずみ』が面白かった。