2月5日(木)
 
1週間ほど前からこつこつと、こっそりセーターを編んでいました。
それというのも、今から40年ほど前、結婚する前に編んだセーターを未だに10さんが着ているからです。
どれほど大切に着ていたとしても、さすがに縮んだり薄っぺらくなったりしてるんです。
でも、最近は寒さが堪えるみたいで、セーターばかり着ている。
 
なので新しく編もうと思ったわけなのですが、なぜこっそり編んでいたのかというと、最後にセーターを編んだのが子どもたちが保育園児だったころ。
つまり30年も前のことだから、完成させることができない不安が大きかったからです。
 
裁縫と違って編み物は、本を読むながら出来るのがよい。
ところが模様編みのところが難しすぎて、間違ってはほどき間違ってはほどきして全然進まなくなってしまった。
中断して買い物に出かけた後、急いで続きをやろうと編み物をもって居間に行ったら、10さんがいた。
バレた。

 
今後は心置きなく編み物をするとして、この2週間連続で私が晩ご飯当番なのよ。
晩ご飯当番ということは、買い物当番でもあるわけで、これに時間を取られるのがほんと嫌。
 
明日はJRが動いていれば、北広島の図書館に行く予定。
急いで帰って晩ご飯の買い物をして、時間を作って本を読む=編み物をしなければ。
自由時間は2時間くらいかなあ。
 
そして明日は長男がまた帰省する予定。
飛行機は飛ぶと思うんだけど、ほんとJRが不安。
久しぶりの4人の晩ご飯。
なにを作ろうかなあ。
 
 
 
 
本日の読書:マーダーボット・ダイアリー 上 マーサ・ウェルズ

 

カバー裏より

『かつて重大事件を起こし、その記憶を消されている人型警備ユニットの”弊機”は、ひそかに自らをハックして自由になったが、連続ドラマの視聴を趣味としつつ、保険会社の所有物として業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備を任された弊機は、さまざまな危険から顧客を守ろうとするが。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。』

目次
・システムの危殆
・人工的なあり方

最近のSFで言うと『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の評価が高すぎて、図書館は予約待ちの順番が一向に減らないのに対して、こちらはするんと予約できてしまったので、ちょっと舐めてました。
すみません。
猛烈に面白かったです。

主人公は殺人ボットという名で人物紹介に出てきますが、実態は警備ユニット。
ロボットではない。
一部有機的な組織を使用しているため。
人間に機械的な能力を埋め込む(インプラント)しているのは、強化人間という。

有機的な組織は痛みに弱のだが、アクシデントに素早く対応する判断力を持たせるためには必要なもの。
そして、より人間に似た見た目が、人間側に安心感をもたらすという利点もある。
ところがこの主人公、対人恐怖症なので、なるべく機械らしくあろうと思っている。

この時点で、ちょっと愉快でしょ?
対人恐怖症の殺人ボット。職業は人間を警備すること。

心や感情を持ち合わせていないと言い張るわりには、隙さえあればダウンロードした連続ドラマに耽溺しようとする。
この辺は、隙さえあれば本を読もうとする私に似ている。

消去されきれずに残された記憶から、どうも主人公は何らかのアクシデントにより人間を50人以上も殺戮してしまったらしい。
警備するはずなのに、なぜか?
主人公はそれを知らねばならないと思って調査している…のだが。

無条件で命令を遂行するシステム、統制モジュールをハッキングして自分から切り離し、自分の判断だけで行動することにした主人公。
嫌いな人間のようにふるまわなければならないことにストレスを感じながら、結構飄々と淡々と人間を守り、危険に立ち向かう。

収録された2編のタイトルは、一読「なんじゃこりゃ?」だが、本編を読み終わってから見ると、実にそのとおりの話だったなあと、腑に落ちる。
機械の頭脳で考えて考えて考えて危険を回避しているはずなのに、どんどん深みにはまっていくストーリー。
ぶつぶつ文句を垂れながらも、決してあきらめないし投げやりにもならない。
ただ、早くドラマを見たいだけ。

合理的に考えたら、主人公の言うことを聞いてくれずに深みにはまる人間なんて見捨てればいいのだ。
でも最後に「仲間といっしょにまた仕事をしたかったのです。話を聞いてもらえることがうれししかったのです」ってさあ。
人間のこと好きやん。

彼の旅はまだまだ続くらしい。
めちゃくちゃ楽しみ。
SFに拒否感のない人は、一度読んでみることをお勧めします。