1月25日(日)
いや、敵ではなくて図書館なんですけどね。
今日の札幌、めっちゃ雪が降ったんですわ。
本当なら外に出たくないくらいの大雪。
でも、今日が返却日なんだもの。
そして、読み終わったのが今日のお昼過ぎだったんだもの。
一刻の猶予もないの。
感想文を書いて少し雪が弱まらないかと待ってみたのですが、無理そうなので、意を決して出かけてきました。
10m先も見えないくらい吹雪いていたのですが、歩き始めてから少しずつ視界が晴れてきました。
とはいえ、雪がやむ気配は、ない。
車道と歩道の間は私の背丈くらいに雪が積もっていて、道路を渡るのはちょっと怖い。
走ってくる車が見えないから。(車からも歩行者は見えない)
歩道は人が歩いた細い跡をたどるようにしか歩けないので、向こうから人が来るたびにどちらかが(たいてい私)脇によけて人を通さなければならない。
新雪なので滑りはしないけれども、踏み固められたところとそうでないところが結構凸凹していて歩きにくい。
なのでいい運動になったみたいで、汗かきました。
雪まみれで図書館に行って、雪まみれで帰ってきました。
遭難するほどの吹雪でなかったからよかったけど、選挙の日は晴れるといいなあと思いました。
本日の読書:スキマワラシ 恩田陸
散多は、兄の営む古道具屋を手伝っている。
時々、古いものの持つ記憶が一瞬見えてしまうこともあるが、兄との古道具屋暮らしに問題はない。
最近一部都市伝説マニアを騒がせている、廃ビルや解体工事現場に現れるという少女に散多も遭遇し、仮にスキマワラシと名付け、その動向を気にしたりもする。
スキマワラシは、座敷童とは違い、時間や空間の隙間に現れるのではないかと思われ、その出現パターンを分析したりもするのだが…。
散多が最近強く反応するのが、古いホテルを解体した時の廃材だったタイルを使った二次作品。
いろいろなイメージを強制的に受け取らされ、そして自分の両親の若いころの姿をそこに見つける。
タイルと両親の関係は?
大きく2つの謎があるのだが、この兄弟、決して焦ったり根を詰めたりしない。
堅実に日常を送りながら、余った時間で考えたり行動したりするので、話のテンポとしては決して良いとは言えないのだけれど、なぜだか「ふんふん」と打ち明け話を聞くように読まされてしまう。
青果店勤務の傍らアーティスト活動をしている醍醐覇南子(だいごはなこ)と知り合ったことから、古道具を使ったアート作品制作の話が持ち上がる。
醍醐覇南子と犬のジロー(またはナット)、スキマワラシ、タイルの謎が呼び合うかのようにひとつの場所に彼らを招く。
面白かった、と、最初に言っておこう。
私はこの作品好き、と。
でも、嫌いな人も多いだろうということはわかる。
まず、謎の解明が中途半端というか、それは解明じゃないよ!
スキマワラシはなぜあの人を探して、なぜそれを渡したの?
散多の能力はなぜもたらされたの?
そしてその名前は結局どこから出てきたのが最初なの?(無限ループじゃん)
で、タイルは何を訴えたかったの?
作品の出来不出来で言うと、不出来と言わざるを得ない。
でも、それでも面白く読めたのだから、私との相性はよかったのだろう。
作者からポーンと放り出された先にあったのは、青空の下の風通しのいい原っぱだったという読後感。
伝わりにくいたとえですが。
カバー裏より
『太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこれまでにないほど強烈なイメージを受ける。そこに映し出されたのは幼い頃に亡くした両親の姿だった。タイルと両親にまつわる謎と、廃ビルで目撃された少女の都市伝説が交差するとき、時を越えた物語の扉が開く。兄弟のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジックミステリー長編。』散多は、兄の営む古道具屋を手伝っている。
時々、古いものの持つ記憶が一瞬見えてしまうこともあるが、兄との古道具屋暮らしに問題はない。
最近一部都市伝説マニアを騒がせている、廃ビルや解体工事現場に現れるという少女に散多も遭遇し、仮にスキマワラシと名付け、その動向を気にしたりもする。
スキマワラシは、座敷童とは違い、時間や空間の隙間に現れるのではないかと思われ、その出現パターンを分析したりもするのだが…。
散多が最近強く反応するのが、古いホテルを解体した時の廃材だったタイルを使った二次作品。
いろいろなイメージを強制的に受け取らされ、そして自分の両親の若いころの姿をそこに見つける。
タイルと両親の関係は?
大きく2つの謎があるのだが、この兄弟、決して焦ったり根を詰めたりしない。
堅実に日常を送りながら、余った時間で考えたり行動したりするので、話のテンポとしては決して良いとは言えないのだけれど、なぜだか「ふんふん」と打ち明け話を聞くように読まされてしまう。
青果店勤務の傍らアーティスト活動をしている醍醐覇南子(だいごはなこ)と知り合ったことから、古道具を使ったアート作品制作の話が持ち上がる。
醍醐覇南子と犬のジロー(またはナット)、スキマワラシ、タイルの謎が呼び合うかのようにひとつの場所に彼らを招く。
面白かった、と、最初に言っておこう。
私はこの作品好き、と。
でも、嫌いな人も多いだろうということはわかる。
まず、謎の解明が中途半端というか、それは解明じゃないよ!
スキマワラシはなぜあの人を探して、なぜそれを渡したの?
散多の能力はなぜもたらされたの?
そしてその名前は結局どこから出てきたのが最初なの?(無限ループじゃん)
で、タイルは何を訴えたかったの?
作品の出来不出来で言うと、不出来と言わざるを得ない。
でも、それでも面白く読めたのだから、私との相性はよかったのだろう。
作者からポーンと放り出された先にあったのは、青空の下の風通しのいい原っぱだったという読後感。
伝わりにくいたとえですが。


