12月31日(水)
今年一年間に読んだ本は今のところ261冊。
あと一冊読めるかは微妙。
去年は263冊なので、微減。
2月から6月まで、月20冊を読めなかったのが敗因。
読めなかった理由はこれと言ってなさそうなんだけど…。
★5つは56冊。
去年の34冊に比べると、ちょいとインフレ気味のような気もするけれど、面白かったのは事実だから、よし。
今年は、『エイラ 地上の旅人』シリーズを読み終わったのが大きいかな。
骨太で面白かったけど、最初の5冊目くらいまででいいかな。
読み始めたシリーズは、『QED』「『プリンセス・ダイアリー』『魔法の国ザンス』と、『BANANA FISH』。
あとは、京極夏彦を結構読みましたし、山本文緒も最後の長編、最後の短編集、最後のエッセイと全部読みました。
北広島市の図書館に通い始めたので、札幌市では順番待ちになるような新しい作品を、割と早めに読むことができるようになり、読書欲が増したのも大きな出来事です。
★5つ作品
・索引 ~の歴史 書物史を変えた大発明 デニス・ダンカン
・黄色い牙 志茂田景樹
・リピート 乾くるみ
・鵼の碑 京極夏彦
・おかえり横道世之介 吉田修一
・友罪 薬丸岳
・奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って UDデジタル教科書体開発物語 高田裕美
・先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています 鳥取環境大学の森の人間動物行動学 小林朋道
・定年物語 新井素子
・あなたの代わりに読みました 政治から文学まで意識高めの150冊 斎藤美奈子
・バクテリア・ハザード 高島哲夫
・アーモンド ソン・ウォンビョン
・なんとかしなくちゃ。青雲編 恩田陸
・掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集 ルシア・ベルリン
・人喰い鬼の探索 魔法の国ザンス 5 ピアズ・アンソニイ
・遠巷説百物語 京極夏彦
・月まで三キロ 伊与原新
・本売る日々 青山文平
・書楼弔堂 破暁 京極夏彦
・香君 下 上橋菜穂子
・書楼弔堂 炎昼 京極夏彦
・自転しながら公転する 山本文緒
・書楼弔堂 待宵 京極夏彦
・ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち ブレイディみかこ
・水車小屋のネネ 津村記久子
・空をこえて七星のかなた 加納朋子
・ペッパーズ・ゴースト 伊坂幸太郎
・センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン
・ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ
・推し、燃ゆ 宇佐見りん
・マイナス50℃の世界 米原万里
・無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記 山本文緒
・八月の母 早見和真
・ヴェネツィアの宿 須賀敦子
・くるまの娘 宇佐見りん
・きもの 幸田文
・録音された誘拐 阿津川辰海
・君のクイズ 小川哲
・与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記 澤田瞳子
・青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 宮部みゆき
・黛家の兄弟 砂原浩太朗
・やさしい猫 中島京子
・二流の人 坂口安吾
・ばにらさま 山本文緒
・四色の藍 西條奈加
・君が夏を走らせる 瀬尾まいこ
・生きながら火に焼かれて スアド
・ゼロエフ 古川日出男
・SF作家の地球旅行記 柞刈湯葉
・ムーミン谷の仲間たち トーベ・ヤンソン
・月をみよう 藤井旭
・姥玉みっつ 西條奈加
・火定 澤田瞳子
この中からいくつかお薦め作品を
まだ最終巻を読んでいないけど、多分『横道世之介』シリーズは全部お薦め。
単純に善良なだけの男、横道世之介の不器用で愛すべき人生。
感情というものを理解できない少年の話を読んで感動するなんて!
私小説のような作品ばかりだけど、日本の私小説と違ってウェットじゃなく、胸をはってこちらと対峙してくる感じがとても気持ち良い。
彼女の作品集はあと2冊あるようなので、機会があったら読みたいと思ってる。
伊坂幸太郎のベストとは思わないけれど、私の好きな伊坂幸太郎が詰まった作品。
もう、大好き。
今年のベストはこれかもしれない。
日本の作家でこのような作風の人を思いつけないなあ。
読みながらずっと私は主人公の味方のつもりでいたけど、最後に主人公から突き放されたような衝撃。
面白かった~。
単純にそれだけ。
来年も面白い本をたくさんたくさん読めますように。





