11月30日(日)
 
今日もまた、ハードな一日。
 
なかなか勉強の時間が取れないので、朝ご飯の前に勉強をしてみた。
7時から9時。(途中、洗濯休憩あり)
 
朝ご飯を食べたら、みかんを買いに当別町まで連れていかれる。
そして帰ってきたら、トランクルームにしまっていたキャンプ用品をついに処分するべく、作業要員として駆り出される。
 
夕方、天気が良くて暖かいからホワイトイルミネーションを見に行くことになり、出かけてきました。

 
夕方の5時前。気温は10度。

 
月もきれいに出ていました。

 
ミュンヘン・クリスマス市で晩ご飯を食べようと思ったのですが、娘が人込みに酔ってしまったので、ポテトとソーセージだけ食べて帰ってきました。
東京に住んでいたのに人込みが無理だなんて、私の子ども過ぎる。

 
ピンクのマフラーのスノーマンが、どことなく佐久間くんに見えたので。

 
この中を通れば幸せになれるという、イルミネーションの回廊。

 
あらゆる方向からの光。

 
これで幸せになれるはず。(髙木くんに届け)

 
 
 
ピクミンブルーム、4周年の記念のコスチュームも手に入り、なんとか最後の最後にミッションコンプリートすることができました。
今月はきつかった~。

 
 
 
 
本日の読書:湖の女たち 吉田修一

 

カバー裏より

『湖畔の介護施設で暮らす寝たきりの男性が殺された。捜査にあたった刑事は施設で働く女性と出会い、二人はいつしかインモラルな関係に溺れていく。一方、事件を取材する記者は死亡男性がかつて旧・満州で人体実験にかかわっていたことを突きとめるが、なぜか取材の中止を命じられる。吸い寄せられるように湖に集まる男たち、女たち、そして――。読後、圧倒的な結末に言葉を失う極限の黙示録。』

タイトルからは想像できない、ある意味吉田修一らしい作品だった。

琵琶湖のほとりにある高齢者の介護施設で、寝たきりの男性が殺された。
呼吸がとまったら人工呼吸器の警告音が鳴るはずなのに、その音を聞いたものはいない。
音は鳴らなかったという施設の職員たちと、機械は故障していないというメーカー。
警察は、犯人を捕まえなければならない。なんとしても。

狙われたのは、その日に夜勤だった介護士の女性。
きつい労働にもかかわらず給料は安く、しかし看護師よりも常に下に見られ侮られ、家に帰れば義父の介護と無職の夫の生活を支えなければならない鬱屈が、彼女をそうさせたのだ。
警察の作るストーリーに、最初は否定していた彼女も度重なる取り調べと恫喝に、徐々に追い詰められていく。

捜査を担当していた圭介は、同じ施設で介護士をしている佳代とひょんなことで知り合い、そこから2人の関係が始まるのだが、ここの部分がとにかく気持ち悪い。
圭介による一方的な支配。
これが、付き合いを深めてから…というのならまだしも、最初から支配と調教で繋がる関係というのは、洗脳じみていて気持ちがささくれていく。

雑誌記者の池田は、事件の取材中に被害者が731部隊に所属していたことを知る。
731部隊の生き残りが血液製剤の治験データを改ざんし、その結果多数の被害者を生んだ事件は、ある程度物証もそろいその責任を問うことができる感触を得たとき、突然その操作が中止になった。

現在の殺人事件と過去の731部隊が交差する。
「生産性がない」と断罪された者は、本当に生きる価値がないのか。
自分たちの正義のみを信じて、他者の尊厳を踏みにじることに無自覚・無関心な人々。

例えば、圭介と佳代の関係性も、人々の前で明らかになれば圭介は社会的に抹殺されるだろう。
だが、思いや感覚は語られているのに、作中で一切語られない圭介の考えを知ることなしに一方的に圭介を断罪するのは、昨今のSNSをにぎわせている無数の自称正義の味方がやっていることと何が違うのか。

けれども、それは私には分かり得ぬことだからと見て見ぬふりをするのは、戦前・戦中の不穏な空気を見て見ぬふりをした人たちと何が違うのか。

実際にあったいくつかの事件をモチーフにしながら、「権力の腐敗」「生産性がないとされる者への憎悪」「上級国民」「高齢者介護」などに自分はどう向き合っているのかを突き付けてくる。

最初の被害者については、因果応報という言葉も浮かび上がってきた。
どれだけ金持ちでも権力者でも、現役の若者ですら、いつかは老いさらばえて他人の手を借りて生きることになる。
それをわかっていれば、それほど無体な仕打ちを他人にできなくなるのではと思うのだが。