10月27日(月)
 
「ドーパミン中毒のガキ」という言葉があるらしい。
短時間で強い刺激を求める現代の若者の行動様式を批判的または揶揄的に表現する際に使われるスラングなのだそうだけど、これってガキだけなんだろうか?という問題はさておき、確かにタイパだコスパだと、何かと効率的に過剰摂取しようとする風潮はあるよね。
タイパを声高に言う人たちが、人気の飲食店に何時間も並んで待てるのも、私には理解できない。
マイペース至上主義者なのである。
 
QuizKnockの鶴ちゃんが、ここ数年のポップスでの聴衆を飽きさせないため非常に頻繁な曲調の変化が一曲のうちに付けられている件について、童謡唱歌が熱いと言ってました。
 
例えば童謡「うさぎ」。(う~さぎうさぎ、何見てはねる♪ってやつです)
全部で8小節の曲の中で、2小節単位で起承転結をやっている。
これはドーパミン世代にぴったりと言えるでしょう!って。
なるほどねえ。
 
ここ数年のポップスってほとんど知らないけど、一曲の間に頻繁な曲調の変化がないと飽きるって、それって好きな曲と言えるのか?
飽きる時点で違うんじゃないか?
って思いながら、最近の曲を聞いてみたら、確かにめっちゃ変わってるね。

 

本家M!LKじゃなくて、こっちでwww

 

2~3日前に寝てるうちに初雪が降ってしまった札幌ですが、まだ紅葉頑張ってます。

 
 
 
 
 
本日の読書:黛家の兄弟 砂原浩太朗

 

Amazonより

『『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そんな中、黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾!』

『高瀬庄左衛門御留書』の文章から浮かび上がる、静かなたたずまいに一読すぐにファンになった。
「神山藩シリーズ」第二弾ということで、またそのような作品を読めるものと思ったら、またがらりと趣向を変えてきた。

神山藩で代々筆頭家老を務めてきた黛家。
長男は家を継ぐとして、次男より先に三男が、大目付を務める黒沢家に婿にと求められる。

筆頭家老の座を虎視眈々と狙う次席家老。
行き場のない次男。
凡庸な藩主。

歴史小説はある程度事実を踏まえなければならないが、すべてフィクションの時代小説なら勧善懲悪であってほしい。
しかし、歯車のずれがどんどん大きくなっていき、三兄弟がただ兄弟という間柄だけで繋がることは難しくなっていく。

一応、この事件はこういうことなのだろうなあ、こういう風に決着するといいなあ、などと思いながら読んでいるのだけど、そして途中までは確かにそのとおりに話が進んでいたはずなんだけど、最後の方はほとんど、怒涛の展開に翻弄されました。

「よき政とは、なんだと思う」
「だれも死なずにすむ、ということでござろう」
これのなんと難しいことか。
人の心の複雑さにより、善にも悪にもなり切れない半端ものであるのが大半なので。

この作品もまた、面白うございました。