10月12日(日)
 
私は自民党員ではないから口を出す権限はもちろんないんだけど、今回の人事にはほとほとうんざりしている。
っていうよりも、ほとほとうんざりしている人が役職につくもんで、ニュースなどで名前が出るたびにいらッとする。
 
萩生田氏は、私が東京で仕事をしていた時、自民党の幹事長代行だったのね。
その頃私の職場では、所管する法律の改正に向けて文科省とのする合わせをする予定だったのだけど、文科省から何度もキャンセルを食らって、結局法改正の話は一時棚上げになってしまったのだ。
というか、棚上げになるまでの間に、何度文科省の担当者とやり取りをしたことか。
 
しかし、2017年当時、文科省はモリカケ問題の対応に追われていたのは周知の事実で、強く打ち合わせの実行を迫ることはできなかった。
で、安倍総理の意向を受けて文科省に圧力をかけていたと言われていたのが萩生田氏だったのだけど、彼は逃げ隠れして全然説明責任を果たさず、文科省の方も自民党からの圧力で守秘義務を盾にマスコミから逃げ回っていたのだ。
安倍内閣の時に国家公務員のトップの人事を内閣が握ることになり、行政は物言えぬ立場に落とされ、政治家は逃げきったら勝ち、という風潮が生まれた。
 
その後も裏金問題や統一教会問題で名前が出てきても、一切説明責任を果たさず、もやもやを残したまま権力の中枢の座に居座り続けているわけです。
国民が、自民党員が、彼がいいというのなら、反対する権利は私にはないけれど、毎回名前を見たり顔を見たりするたびに、長いこと準備してきた仕事が彼のせいでお流れになってしまったことを思いだして、ひとり忸怩たる思いで身もだえするのである。
私は執念深いのでね。
世間が忘れても、私は忘れないよ。
モリカケ問題、統一教会、裏金問題、どれだけ好き放題やねん、て。
 
そして麻生氏に対してのイラっとは…。
 
私は吉田健一が好きなのね。
文筆家として。
知識に裏付けられた天衣無縫というか、お酒に対する溢れるほどの愛情と人間離れした飲んべえぶりを、何の衒いもなく書いた文章をこよなく愛している。
その気になれば、政治家にだってなれただろうに。(吉田茂の長男だから)
 
でもってその、私が敬愛する吉田健一の甥だというのに、「みぞうゆう」なのよ、麻生氏は。
吉田健一に倣って英文学やフランス文学を極めろ、とは言わない。
政治家がマンガ好きだって全然オッケー。
でも、マンガ好きならばこそ、漢字は読めねばならない。(せめて未曽有くらいは)
だってマンガは総ルビなんだからさ。
 
あたしの健一の顔に泥塗らないでよ、バカ甥が!
という気持ち。
 
早く次の人事が行われないかな。
「変わる自民党」だったはずが、まったく安倍自民党の焼き直しで、ほんとうんざりだわ。
 
 
Hey! Say! JUMPのファンクラブ会費を払いに行ったついでに、チカホをお散歩。
とりあえず郡司くんの写真を娘に送る。

 
 
本日の読書:首取物語 西條奈加

 

カバー裏より

『少年は繰り返していた。空腹に耐えかねて、目の前にいる男の握り飯を奪う行為を何度も。それに気づいたとき、首だけの男と出会う。その男は少年と同じく過去の記憶を無くしていた。侍だったと言うこと以外は。彼らはなぜ、記憶を無くしているのか? 男はなぜ、首だけの姿になってしまっているのか?第164回直木三十五賞を受賞した著者が、『千年鬼』(徳間文庫刊)に続いて贈る和風ファンタジー。』

記憶を無くした少年と記憶と首以外の体のパーツを無くした武士(?)の旅。
空腹を満たすためなら他人の命を奪うことも躊躇しない、すさんだ心を持つ少年・トサが、旅をするうちに少しずつ人の心を取り戻していく。

なぜこの二人が旅をするのか?
なぜ記憶や体を失ったのか?

何を書いてもネタバレになるので、何も書けない。
あえてファンタジー風味で、なのに大仰にならないように描かれた二人の過去は、どちらも真剣だったからこそ胸を打つ。
幸せになりたくない人なんていないのに、善と悪とはたやすく入れ替わることができるのだ。
だって善も悪も人の都合で作られたものだから。

最後について書きたいのだけど、それを書くのはネタバレになるし、読んだ人とどこかで語り合いたい。