10月9日(木)

 

連日の嬉しい発表。

午前中に家事と散歩と生協と勉強を終えてからの、ツアー発表。

友だちとLINEであーだこーだと作戦を立てて、ぽちっと申し込む。

一安心したせいか、その後意識を失う(昼寝ともいう)。

 

最近近所にできたインテリア雑貨のお店に、クッションカバーを買おうと思って行ってきました。

が、なんでだろう、欲しいものがない。

この店とは相性が悪いのかもしれない。

 

気を取り直して晩ご飯のための買い物をするため、スーパーに行く。

が、なんでだろう、欲しいものがない。

そもそもご飯を食べたい欲、というものがない…気がする。

 

まだ当選したわけでもないのに、ツアーの発表だけで心が満足して、買い物をしたいという気持ちがなくなってしまった。

なんて家計に優しいんだ、Hey!Say!JUMP。

 

しかし今後ご飯を食べないでいるわけにもいかないので、水菜とオクラと豆腐を買って帰る。

家計に優しい。しみじみ。

 

さあ、ライブ参戦のための買い物をしなくてはね。

とりあえずスーツケースか何かを買わねば。

家計には優しいがお小遣いに厳しいツアー発表。

今年も札幌はなしだけど、気を取り直して楽しむぞ!(まだ当選してないけどな)

 

 

 

 

 

本日の読書:きもの 幸田文

 

カバー裏より
『明治時代の終りに東京の下町に生れたるつ子は、あくまできものの着心地にこだわる利かん気の少女。よき相談役の祖母に助けられ、たしなみや人付き合いの心得といった暮らしの中のきまりを、”着る”ということから学んでゆく。現実的で生活に即した祖母の知恵は、関東大震災に遭っていよいよ重みを増す。大正期の女の半生をきものに寄せて描いた自伝的作品。著者最後の長編小説。』

るつ子は、姉ふたり兄ひとりの4人兄妹の末っ子。
美貌自慢で自己中な長女、要領のよい次女のおさがりばかり着せられ、いつも貧乏くじを引かされる。

読んでいると、家のお手伝いもるつ子が一番よくしている。
しかしるつ子に対する家族の評価は、わがままで頑固というもの。
それというのもるつ子は着物の手触り肌触り匂いにとても敏感で、気持ち悪く感じるものは絶対に来たくないと頑張るからである。

そんなるつ子の女学生時代から結婚するまでの物語。
それなりにドラマはある。
母の死、姉たちの結婚、関東大震災。
でも、この小説の面白さは、るつ子が感じ、考えることに尽きる。

女性としてのたしなみ、家事や裁縫の手順、人付き合いの心得など、るつ子が疑問に感じることを答えてくれるのが、祖母だ。
昔からの習わしには意味がある。人の心には妙がある。
そういうことを理論立てて話してくれる祖母は、るつ子にとって大きな支えとなる。

もちろんるつ子は母が大好きで甘えたい気持ちもあるのだが、母は長女がお気に入りなので、気が引けてしまうのである。
その長女も、要領がいいだけでたいした戦力にならない次女も、家計のことなど気にもしないで華やかな着物ばかりを欲しがり、腹立たしいことこのうえない。

読んでいると、これは『リア王』か?と思えてくる。
口ばっかりの姉ふたりと、親思いの末娘。
しかしリア王は、姉たちを選ぶのだ。ばかちんが。

母に好かれていないと心を痛めるるつ子が不憫でしょうがない。
母の葬式の時、近所の人たちに交じって弔問客のためにこまごまと下働きするるつ子と違い、ふたりの姉は客人然として座ったきりだ。
ムキーッ!

最後は家族の反対を押し切ってるつ子は結婚するのだが、その結婚生活はあまり幸せになりそうにない不穏な感じで物語は終わる。
私としては、出戻って、また生き生きと立ち働くるつ子を見たいし、とりあえず長女には天誅を下してほしいと思った。