9月28日(日)

 

ここ2~3年は10さんが岩崎ちひろのカレンダーを買ってきて、それを使っていたのですが、「来年のカレンダーは前みたいに二十四節気が書いてあるカレンダーに戻そう。あれがあると便利だから」と10さんが言うので、まだ9月ですがカレンダーを買いに行きました。

10さんの生活に二十四節気がどう関係するのかはわかりませんが、まあ、忙しくなるということなのでしょう。

 

もともとはずっと私が絵本のカレンダーを買っていたのです。

林明子とかいわむらかずおとかのもの。

でもムーミンもバムとケロもかわいいし、鳥獣戯画もジブリも好きだ。

毎年散々迷うので、あるときから写真のカレンダーにしたのでした。

で、それに二十四節気が載っていたらしい。(私は気にしていなかった)

 

世界の絶景とか世界遺産などは、10さんが世界=外国という認識しか持てないので却下。

日本の風景だと、私よりはるかに全国あちこち出張に行っていた10さんは、若干テンションが上がるらしい。

結局、寄付付きの北海道の動物の写真カレンダーを買いました。

私はちょっと全国のマンホールカレンダーにそそられましたが。

 

「もう、一緒に旅行に行く時間もなかなか取れなくなるから、ひとり旅してきていいよ」とまで言われて、いよいよ何がどうなるのかわからないけど、忙しくなるらしい。

とはいえ、私もしばらくは長く旅行に行ける状況ではなさそうなので、ちょっとだけ旅行の妄想しましたが、実行は無理かな。

 

でも、キャリーバッグが壊れてしまったので、旅行用のバッグは買わねばならない。

リュックサックタイプのがいいかな。

都会は地下街への上り下りが多くて、実はキャリーバッグがめんどくさかったりする。

 

観光旅行なら、なるべく早い時間にホテルに向かい、荷物を預かってもらう。

たたんで持ち運べるようなナップザックに手帳とかメガネとか入れて、お土産買ったりしたらそれも入れて、財布やハンカチやスマホはウエストポーチに入れたい。

 

というわけで、妄想しながらAmazonチェック。

使い勝手よさそうだけど、白っていうのがねえ。

取っ手やタイヤの分重くなりそうだけど、キャリーとしても使えるならこれもありか。

紫があるじゃ~ん。いや、青かオレンジだな。

かわいい…。

ネットで探して実店舗で買うタイプなので、イメージはこんなだけど実際は違うものを買うはめになります。

 

 

 

 

 

本日の読書:ゴブリン娘と魔法の杖 魔法の国ザンス 15 ピアズ・アンソニイ

 

カバー裏より
『「おまえのおとうさまが亡くなられた」ゴブリン一族の首長である父の死を知らされた、ゴブリン娘グウェニイ。弱冠14歳ながらも初の女性首長になるべく、弟ゴブルとの継承権をかけた対決に挑む!勝負はそれぞれに出された試練を突破できたほうの勝ち。ところが弟の裏工作により、彼女に出された試練だけ幻の怪鳥の卵をとってくるという超難題で……。頼れるのは二人の仲間と魔法の杖だけ。はたして超難題クリアなるのか⁉』

タイトルこそ『ゴブリン娘と魔法の杖』だが、実はパーティは二組ある。
一組はゴブリンのグウェニイ、翼のあるセントールのチェ、異世界から来たエルフのジェニーと猫のサミー。
そして、どっちかって言うとこちらの方がメインだったのではという、新たな連れ合いが欲しい女人魚のメラと、物語の主要人物なみの幸運が欲しい人食い女鬼のオクラ、沼カワウソの育てられ自分の運命を知りたいと願う人間のアイダ。

この二組の話が交互に語られ、やがて一つに交わるわけなんだけれども、さすがに結末はわかるわけです。
今までずっとハッピーエンドだったし、登場人物の願いはかなえられてきたのだから。
ところが今回、ジェニーの部分だけ落とし前がついていない。

ジェニーは異世界を懐かしんではいるが、必ずしも戻りたいと思っているわけでもない。
けれど、親友のグウェニイはもう一緒に遊べる立場ではなくなったし、グウェニイの代わりにハンフリーのもとで一年奉公しなければならないので、彼女の場合はハッピーエンドとは言えないんだよなあ。
これは次回への布石なのだろうか。

そしていつも、このシリーズをディズニーあたりでアニメ化すればいいのにとずっと思っていたのだけど、今回谷山浩子の解説を読んで少し可能性を広げることにした。

”どのくらい好きかというとモンティ・パイソンや小津安二郎や諸葛孔明と並べてもいいと思うくらい、つまり最上級に、これ以上ないってくらいに、とにかくめちゃくちゃに好きだ。”

モンティ・パイソンか…。
じゃあ、実写でもいいね。
実写の中にアニメ(またはCG)で、でも。

誤解のないように書いておくと、これは作品に対する賛辞ではなく、女悪魔メトリアが変装したマッチ売りの少女ウオゥ・ビタイドのことである。
と言われましても、何のことやら、とお思いでしょうが、この作品はあらすじや断片では絶対に伝わらない面白さで貫かれているのである。
多分今の子どもたちにはこの本を文字で読み通せる読書力も時間もないだろうから、アニメ化または実写化を望むのだけれど。