9月27日(土)
とりあえずアルバム発売もツアーも発表されませんでしたが、月末の『3月のライオン』発売は間違いないので、読書強化週間と銘打っていたのに、またまたドラマを一気見してしまった。
『セトウツミ』は、東京に住んでいた時、次男からのおすすめで見始めたドラマ。
次男がおすすめしたときは、ただ男子高生2人が河川敷の土手でくだらない話をしているだけのドラマだったのです。
それもそれで面白くはあったのですが、最終回ひとつ前で話が急展開。
あんまり急すぎて、一週間飛ばしてしまったかと思ったくらい。
ちょうどコミックの最終巻が発売された直後だったので、次男に確認したところ、急展開であっている、と。
そのため、忘れられないドラマとなったのでした。
映画にもなっているけれど、映画は原作の途中までなので、急展開にはなっていないと思うのです。
今回は、結末をわかったうえで最初から見たのですが、最初からたま~に瀬戸は内海の状況をわかっていたようなところがあり、けらけら笑いながらもちょっと心が痛かった。
でも、内海には瀬戸がいてよかったなあとしみじみ思います。
幼いころからずっと親に頭を押さえつけられていた子どもにとって「親に反論したっていいんだ」と、親の前で言ってくれる友達ってどれほど救いになるか。
でも所詮高校生なので、内海は依然としてあの両親の元で暮らしていて、大学生になって家から出ることを考えているのだけど、それでももう追いつめられることはないだろう。
ってわけで、これからまたもりもり読書をしなくては。
余裕がないっていうのに、図書館から「5月に予約したやつようやく届いたよ~」って連絡来たし。(よりによって今か)
本日の読書:ヴェネツィアの宿 須賀敦子
カバー裏より
『ヴェネツィアのフェニーチェ劇場からオペラアリアが聴こえた夜に亡き父を思い出す表題作、フランスに留学した時に同室だったドイツ人の友人と30年ぶりに再会する「カティアが歩いた道」。人生の途上に現れて、また消えていった人々と織りなして様々なエピソードを美しい名文で綴る、どこか懐かしい物語12篇。』
目次
・ヴェネツィアの宿
・夏の終わり
・寄宿学校
・カラが咲く庭
・夜半のうた声
・大聖堂まで
・レーニ街の家
・白い方丈
・カティアが歩いた道
・旅のむこう
・アスフォデロの野をわたって
・オリエント・エクスプレス
須賀敦子は14歳の時「たしかに自分はふたりいる」「見ている自分と、それを思い出す自分と」と思ったのだそうだ。
若いころ彼女の文章を読んだとき、社会のしがらみから離れて自分の来し方を考えるような年になったら、こんな文章を書けるようになりたい、と思った。
しかし今、そんな年齢になってみれば、私にはそんな才能もなければ、振り返ってみれば転換点だったと思えるような経験もなかったのである。
そうか、14歳の時にはすでに見ていた景色が違ったのか。
その国に住んで暮らしていても、どこか旅人のようにしばられない心。
決して順調とばかりは言えなかったはずの日本での家庭の状況や、海外での苦労もあるはずなのに、振り回されることなく自分のペースで悩んだり行動したりする自由さに憧れた。
私が振り回されてばかりだったからかもしれないけれど。
そして全編を通して感じられる静謐。
ああ、そういう大人になりたかったのに。
それとは別に、結婚して初めて日本に帰国したとき、父親が新婚旅行として九州旅行をプレゼントしてくれたこと。
別府から阿蘇を抜け、熊本経由でフェリーに乗って長崎。
このルート、いいなあ。
行ってみたいなあ、私も。
