9月14日(日)
コミュニティデイ初日の昨日は、わたし的に最大に頑張って9000歩。
雨も降ってきたし、体中あちこち痛いし、断念。
ってことで、今日は朝からがっつり頑張ろうと思っていました。
が、なんということでしょう、朝食難民となってしまいました。
昨日の昼食を食べた食堂、朝5時半から朝定食をやっているということだったので8時に行ったら「休憩時間なので無理」と断られ、近くに朝8時からやってる漁師めし屋さんがあるので行ってみたら「9月から営業時間を朝9時からといたします」の張り紙があって断念。
なぜかワクワクした足取りの10さんに「すき家」に連れていかれました。
さて今日は、この山から下りることで1万歩をクリアしようと考えたわけです。
稚内港が眼下に見えます。
宗谷岬の方もばっちり見えます。
ノシャップ岬側に位置するので、却ってノシャップ岬は見えません。
稚内市北方記念館と開基百年記念塔。
北方記念館を一通り見学してから出発します。
この道を下っていきます。
まさかこの後に、恐怖体験が待ち受けているとは…。
ずいぶん下がってきました。
ここからは狭くて急な下り坂を、うねうねと曲がりながら降りていきます。
あまり車の通行もなく、ましてや歩いている人なんて全然いません。
道の両側は草木が生い茂る崖のようになっていて、舗装道路を歩いているのに、森の中を歩いているよう。
と思ったら、ガサガサッという音とともに、目の前20メートルほど先に鹿が4頭下りてきました。びっくり!
大人の鹿が二頭、子どもの鹿が二頭、フリーズしている私を一瞥して、さらに下の方へと駆け下りていきました。
気を取り直してまた、うねうねと曲がりくねっている道を歩いていると、今度は後ろの方でガサガサします。
振り向くと多分先ほどの鹿たちが私の後ろ5メートルくらいのところで止まりました。
どちらも動くに動けない、だるまさんが転んだ状態。
頭突きを食らったら重症間違いなしです。
背中を見せるわけにはいかず、視線は固定したまま少しずつ曲がり角の方に降りていく私。
一瞬のすきを見て、脇にあった公園に飛びこんだ鹿たち。
そこは鹿たちにとっては安全地帯なのかもしれませんが、わたしに安全地帯はありません。
ワンチャン木に登れば助かるかもしれませんが、近くに手頃な気はないし、そもそも木登りができない。
私も鹿も目を離すことなく、相手の死角にじりじり移動。
ようやく曲がり角にたどりついた私は一瞬姿を消してから再び鹿を見る。
だって姿を消した瞬間に突撃されたらいやじゃないですか。
でも鹿も、じっと私の方を見たまましばらく動かなかったのですが、突然崖下の方へと姿を消したのでした。
この間、実際は10分くらいなのかもしれませんが、体感的には30分ばかり。
写真なんて怖くて撮れません。
後ろ姿だけでも、と思ったときにはもう、姿はありませんでした。
命を懸けた戦いの幕切れは、あっけないものでした。
みたび遭遇するのが怖くて、出来るだけ急いで、しかし足がもつれないように力を込めて下り坂を歩いたので、下にたどりついたときには生まれたての小鹿のように足がぶるぶるでした。
喉も乾いたし、稚内駅に戻って一休み。
下は展望台(建物の2階)から見た景色。
なんじゃこりゃ?
多分展望させたかったのはこちら。
最北端の駅のレールの終わり。
宗谷岬の「日本最北端の地の碑」とゴマフアザラシかな?
利尻富士と北海道遺産である稚内港北防波堤ドームと、タロとジロかな?
JR駅及び道の駅の次に来たのは海の駅。
そこの中にある稚内市樺太記念館。
無料ですが見ごたえがあります。
父を連れてきたら懐かしむだろうなあと思うような資料がいっぱい。
あと、吉田初三郎氏の描いた樺太の鳥瞰図も2枚飾ってあって、感動。(吉田初三郎ファンなので)
ローマ字表記の下にロシア語表記。
そしてガンダムマンホール!!
実は樺太記念館に入場するだけで、このガンダムのマンホールカードがもらえます。ふふふ。
お昼は海の駅の食堂で海鮮丼。
酢飯は酸っぱすぎでしたが、赤貝は美味しかった。
明日はまたカントリーサインを探しながら東川町に向かいます。
そして最終的には札幌に帰る予定。
16日は10さんが、カフェクラブの奥様達とお食事会(夜)があるので、最悪16日の昼までに帰ればいいか。