7月24日(木)
毎日家にこもっているので、多分今週は5000歩くらいしか歩かないのではないかと思われます。
幸いピクミンブルームに関して言えば、先週のうちにイベントのデコピクミンはコンプリート出来ているので、非常に気が楽です。
ただ、めちゃくちゃ運動不足になっているのが心配なのですが、運動はするなとテレビが言うのでしょうがない。
来週から、お散歩再開できるかな?
【7月20日の感想】
到着とほぼ同時に開場。
なのになぜ、会場がシートでほぼ埋め尽くされているのか。
フェス初心者にはわからない裏技が、きっとあるのだろう。
昨日よりも後ろの方に、ようやく隙間を見つける。
斜面の際なので、多分前に人が座ることはないだろう。
荷物を置いてから、フードコートへ。朝、小さなリンゴを1個食べただけなので、お腹が空いた。
フードコートなので、それぞれ好きなものを買って食べる。
こっちのけんとの歌がよく聞こえて、すでに会場が盛り上がっているのもわかる。
席に戻って、シカ肉のローストなどを食べながらビールを飲み、THE ORAL CIGARETTESの歌を聞きながらマジ寝。→ロック聞きながら寝るなよ。
気づくと高橋優になっていた。
ジョインアライブは11年ぶりと言っていたけど、盛り上げ方はさすがにうまい。
途中で10さんは、山崎まさよしを聞きに左側のステージに移動。
私の位置では、右のステージのLittle Glee Monsterと山崎まさよしの歌が交互に聞こえる感じ。どちらも声がよく伸びているからな。
15時20分、夏フェスにほとんど出たことがないという渡辺美里のステージが熱い。
フェス向きの曲をたくさん持っているのに、不思議。
でも、歌っている途中でも移動している人たちがすごく気になるようで、本当は席で聞いてほしいんだろうなあと思った。
ただし、この後出演したアーティストがみんな、渡辺美里のステージに言及していたので、やっぱり彼女のカリスマ性は健在なんだよね。
セトリが激熱だったらしいです。
そして、10さんが聞きこんできた衝撃の噂。
私が楽しみにしていた打ち首獄門同好会が出るステージに入場規制がかかった、と。
そこで簡単にあきらめる私と、せっかくだからダメもとで行ってみたらと言う10さん。
しかし、長時間外にいるだけで体力が漏れ落ちる体質の私には、ダメもとで一番遠くのステージまで行って帰ってくるだけの体力も気力も、もはや残ってはいないのだった。→さっき寝てたくせに?
引き続き同じステージで、16時50分からのマキシマム ザ ホルモンと、18時20分からのMAN WITH A MISSIONのステージを楽しむ。
どちらもフェス慣れしていて盛り上げ方が上手く、あっという間に「もう終わり?」な感じ。
あまり知っている曲がないのに、楽しいってなんでだろうね。
10さんは途中でお腹空いたとフードコートへ行ったり、TAKEHARA PISTOLを聞きに左のステージへ。一人でも楽しめるようになったようだ。
そしてオーラスのスキマスイッチ。
とにかく大橋さんの歌声が好きで、それほど熱心なファンではないけれど、知ってる曲大目に歌ってくれて嬉しい。
ジョインアライブの第一回目で一番最初のステージに立ったというスキマスイッチは、14回開催されたうち7回出演したのだという。
セカオワもそうだけど、縦ノリではない曲が多いのでちょっと心配していたら、会場の皆さんがライトをつけたスマホを横に振って応援。
感極まって大橋さん、泣いてました。
「みんな優しい。こんなの初めて。もしかして、俺たち最後の出演なの?来年以降は呼ばれないの?」いやいや、来てくだされ。
10さん、疲れがピークに達したのか、アンコールの『全力少年』を聞きながら、帰り支度。
おかげで昨日より1時間半も早く帰ることができました。(だったらアンコールちゃんと聞きたかった)
楽しかったけど、疲れた。疲れたけど、楽しかった。
10さんから「来年もまた来たい」と言われたときはびっくりしたけど、出演アーティストを見てから、また考えようね。
あと、またフェスの感想を書くことがあったら、もっとちゃんと写真を撮れるよう頑張るわ。
本日の読書:書楼弔堂 待宵 京極夏彦
#Amazonより
『舞台は明治30年代後半。鄙びた甘酒屋を営む弥蔵のところに馴染み客の利吉がやって来て、坂下の鰻屋に徳富蘇峰が居て本屋を探しているという。なんでも、甘酒屋のある坂を上った先に、古今東西のあらゆる本が揃うと評判の書舗があるらしい。その名は “書楼弔堂(しょろうとむらいどう)”。思想の変節を非難された徳富蘇峰、探偵小説を書く以前の岡本綺堂、学生時代の竹久夢二……。そこには、迷える者達が、己の一冊を求め“探書”に訪れる。
「扠(さて)、本日はどのようなご本をご所望でしょう――」日露戦争の足音が聞こえる激動の時代に、本と人との繋がりを見つめなおす。約6年ぶり、待望のシリーズ第3弾!』
目次
・史乗(徳富蘇峰)
・統御(岡本綺堂)
・滑稽(宮武外骨)
・幽冥(竹久夢二)
・予兆(寺田寅彦)
・改良(斎藤一)
目次の後の括弧書きは、弔堂が本を売った相手。
ただし、寺田寅彦が弔堂に依頼したのは斎藤一が探していた本であり、最終話では斎藤一本人が弔堂に来るが、話の主人公としては斎藤ではなくこの本の語り手であった弥蔵こと堀田十郎である。
後々の自分のために記しておく。
明治三十五年となり江戸は遠くなってしまったが、今回の語り手は甘酒屋の弥蔵。
幕末に人を殺すことを生業としていたようであり、積極的に死を望んでいるわけではないが、生きることに禁欲的な生活をしている。
狂言回しは近所の酒屋の次男坊で、高等遊民(絶賛就活中)の利吉。
利吉は操觚者(そうこしゃ・新聞や雑誌の記者や編集者)になりたいと思っていくつか会社を受けてみたり、いろんな仕事を試してみるのだが、どれも長続きしないのだ。
しかし、物おじせず、チャンスをつかんで成功したいと思っているので、思わぬ有名人が利吉との絡みでお間酒屋にやってきては、弥蔵に書楼弔堂へ連れて行ってもらうことになる。
私は弥蔵の正体は新撰組の誰かなのではないかと思いながら読んでいた。
特に、そのストイックな生活ぶりから斎藤一?とも思ったのだけど、彼が甘酒屋だったことはないと思い、誰かなーとずっと思っていたのだが。
作中では日露戦争を控え、世の中は浮足立っているようでもある。
弥蔵は、どんな大義名分があろうと、殺しはいけないと心の中で常に思っている。
幕末からこっち、自分の心と折り合いがつけられていないのである。
人を殺してきた自分を、恨みがあるわけでもない相手を殺した自分を、許すことができないのだ。
”勝つためにゃ殺さなくちゃいけねぇ。負けたなら、死ぬんだぜ。いいや負けたら国を取られるんじゃねえか。(中略)戦争ってな、平民の命とこの国の地べたをカタにした、博打みてぇなものじゃないのかい”
自分の国のことはもちろん大切だ。
しかし、愛国とは何だ。
異国を敵視することが愛国なのか。
なら、自分は愛国者ではない。
家族を捨て、思い出を捨て、過去に蓋をしながら過去に囚われ続ける弥蔵。
新撰組隊士として、苛烈な戦いを続けた斎藤一が、戦後一市民として生きてきたようには生きられなかった弥蔵。
彼が抱え続けた闇は、最後にその姿を現すのだが、ちょっとびっくりでしたわ。
あと、永倉新八の話が出てくるのは、作者が小樽出身ということでサービス出演だったのでしょうか。
前巻の最後に亡くなったことが明らかにされた勝先生が、相変わらず人々の口にのぼるのが嬉しい。