6月24日(火)

 

この間、しみじみ10さんに話したのです。

私の人生、最初の60年は病気との闘いでした。

と言っても大病というわけではなく、小学生の頃から自律神経失調症で、腎臓の機能がよろしくない。

体力・免疫力がないので、季節の変わり目は絶対風邪をひく。

くらいの前半20年。

 

結婚して子供を産んでからは、何かというと過労のための体調不良。

しょっちゅう高熱を出してダウンするのも、喘息になるのも、蕁麻疹になるのも、舌が荒れるのも、全部過労。

このころ10さんに「一年のうち何日くらい体調がいいの?」と聞かれるくらい、常に体調不良。

しかし、仕事も子育ても家事も待ったなし。

待ってくれるのは掃除だけだった。(常に汚部屋にならない程度に散らかっていた)

 

子育てが落ち着いてからの鬱病と乳がんが、後半の20年。

闘病中は大変でしたが、それと前後しての更年期が結構体調が良くて嬉しかった思い出。

人生で初めて代謝が良くて汗をかけて、指先が温かくて、便秘じゃなくて、普通の体調ってこんなに楽なんだ!と感動。

 

で、暦が一周してからというもの、大きな病気はしていないけど、ケガがめっちゃ多いのです。

骨折、打撲、筋肉痛(?)

暦二巡目はケガなんですかねえ。

だとしたら、三巡目こそ、無病息災といきたいものです。

いや、二巡目始まったばかりで、気が早いか。

 

 

 

 

本日の読書:幽霊の勇士 魔法の国ザンス 8 ピアズ・アンソニイ

 

カバー裏より
『ドオア王の治世七年。ルーグナ城は王子の誕生に沸き返っていた。が、王女アイビィとしては、赤ん坊の弟に両親をとられておもしろくないことこのうえない。気を紛らわそうと魔法のタペストリーを眺めていると、幽霊のジョーダンがやってきた。ジョーダンによれば、タペストリーは、四百年前に冒険行に乗りだした彼自身の生涯を織りなしている最中だという。勇士ジョーダンの波乱に富んだ人生とは……快調シリーズ第八弾!』

今回は、ここ数作の面白さに比べたら今一つだった。
一応ザンスを舞台にした冒険譚であることに変わりはないけれど。

野蛮人のジョーダンは、野蛮人らしくドラゴンなどを退治するような冒険に出る。
野蛮人なので難しいことはよくわからない。
ただ、心の命じるままに、冒険へと向かうのである。

ドオアの冒険のように使命を持って出かけるわけでも、ここ数作のように子どもの冒険が結果的に彼らを成長させるわけでもない。
だってジョーダンはすでに大人だし、なのに発作的、衝動的なんだもの。

国中が弟に夢中で、つまらないアイビィが、ジョーダンの冒険譚を聞く、というスタイルなのに、アイビィの合いの手も入らず、ただ、大人が流されるように冒険する話を聞くのは、どうしても単調に感じてしまう。

それでも、ジョーダンが話を終えた後のアイビィの行動に躊躇のないところが、さすが王女だなあと感心する。
タペストリーに織り込まれたジョーダンの物語は、本人には知りえなかった真実があり、400年越しに明かされた純愛の行方は、なかなか面白かった。