6月20日(金)

 

 

解説・あらすじ

マーガレット・ミッチェルの同名ベストセラーをビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの共演で映画化し、1940年・第12回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。南北戦争前後のアメリカ南部を舞台に、炎のように激しく美しい女性スカーレット・オハラの激動の半生を壮大なスケールで描く。南北戦争直前のジョージア州。大地主を父に持つ勝ち気な娘スカーレット・オハラは、思いを寄せる幼なじみアシュリーが彼のいとこと婚約したことにいら立ちを募らせていた。そんな彼女の前に、素行の悪さを噂される男レット・バトラーが現れる。スカーレットはレットの不遜な態度に激しい憎しみを覚えながらも、なぜか彼に惹きつけられる。やがて南北戦争が勃発し、激動の時代の中でスカーレットの運命は大きく翻弄されていく。監督は「オズの魔法使」のビクター・フレミング。(映画.com)

 

 

 

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私が『風と共に去りぬ』に最初に触れたのは、高校生の時読んだ、津雲むつみのマンガでした。

それから、映画、小説と楽しんできましたが、それももう40年くらい昔のこと。

改めて鑑賞することは、もしかする感動が色あせてしまう可能性も秘めていましたが、やっぱり観に行ってよかったです。

 

マンガ→映画→小説の順で描写やエピソードが詳しくなっていくので、私が接した順番は正解だったような気がします。

スカーレットの子どもが一人しかいなくてよかった。

「お前の方が死ねばよかったのに!」なんてセリフを聞かずにすんで。

 

さて、マンガスタートなので、初めて映画を観たときはちょっとショックでした。

アシュリーがイケメンじゃなくて。

今回観て、やっぱりイケメンとは思えない…。

逆に、スカーレットもレットもメラニーも、みんな老けて見える。

 

でも、今の若い人たちと比べたら見た目は老けていても、実際は17歳からせいぜい30歳くらい?

精神的には全然子どもです。

昔はレットに大人の男を感じたものですが、今見ると、スカーレットに対する態度は、あまり大人とは言えませんな。

 

前半と後半の2部形式ですが、私が好きなのは、なんといっても後半の方。

全てを失ったスカーレットが、なりふり構わず生きていくところ。

当時の女性像からしたらとんでもないことなのでしょうが、女手一つで父親と二人の妹、アシュリーとメラニーとその子ども、数少ない召使も食べさせていかなければならないし、税金も払わなければならない。

きれいなドレスなど着ていませんが、この時のスカーレットが一番美しいと思いました。

 

小説の最後は、レットの気持ちがスカーレットに戻る可能性はないように思いましたが(今読むと感じ方が変わっているかもしれませんが)、今回映画を見直して、スカーレットが全てを捨ててレットの後を追えば、やり直せるような気もしました。

ただし、製材所の仕事を託せる人がいないんですよね。

アシュリーは腑抜けになってるだろうし。

仕事をなげうってでもレットのところに行ければいいけど、スカーレットは二兎を追うタイプと思うので、結局復縁はならないかも。

結果はどうあれ、自分の足で立ち上がるのでしょう、スカーレットは。

だから、好き。

 

初めて映画を観たときは気にならなかったのですが、とても赤い色が印象的なシーンが多かったです。

タラの大地に沈む夕日の赤と人々のシルエットの黒、燃え盛る戦火の赤と逃げるシルエットの黒、広大なタラの赤土の赤。

そうか、主人公の名前もスカーレットだしね、と気づいたのが今日。

 

女性陣が刺繍などをして、メラニーがみんなに本を読んで聞かせるシーンが以前から好きだったのですが、今日、『デビッド・コッパーフィールド』の第1章から9章までを読んでいたことがわかりました。

 

スカーレットはもちろんわかりやすい「強い女」ですが、メラニーもまた「強い女」です。

高校生の頃、メラニーのような強さを目指したのですが、難しいですねえ。

メラニーの「スカーレットを信じる心」の強さは、彼女が自分の「人を見る目」を信じることの強さでもある。

自分を信じられる人って、最高に強いよ、やっぱり。