5月26日(月)
 
大人になると、何かを上達すること、何かを記憶することにとても時間がかかる…というようなことを書こうとしていたのですが、よく考えたら私が何かを上達したことがあっただろうか?
そもそも私の得意分野って何?

言葉を知らない赤ちゃんが、言葉を覚えていく過程というのにとても興味がある。
でも、言葉なんて知らなくたって、赤ちゃんは少なくとも「お腹すいた」「眠い」「おむつが気持ち悪い」などを、泣くことで表明できる。
多分何回か泣いたら何とかなったので、その成功体験が何かを達成したり上達したりするモチベーションへとつながっているんだろうなあ。
ということは、私も赤ちゃんの時に何かしらの成功体験を得ているはずで…。
で、私の得意分野って何?
 
とにかく今週、何かを上達しなくっちゃ。
どうしよう、どうしよう。おろおろ。うろうろ。
 
 
 
 
本日の読書:彗星交叉点 穂村弘

 

Amazonより

『街角でふと耳にした会話、お店の看板、子どもの主張、教室の机の落書き、家族の寝言など、たまたま出会った言葉の断片が詩に見えてくることがある。そんな「偶然性による結果的ポエム」についての考察。』

どうしてほむほむのところには、面白い言葉がやってくるのだろう。
やっぱり言葉に敏感な人のところに、言葉って集まってくるのだろうか。
言葉だけではない、変なシチュエーションや変わった人も、彼のところに集まってくる。

「今、来月?」ってお母さんに聞く子ども。
「わたし、くノ一のキャプテン」と宣言する女の子。
「外国人風デザインカット……6300円」な床屋さん。

私も街中の変な言葉や変なものに敏感になろうと、意識的にアンテナを研ぎ澄ましていた時期があったのだけど、やっぱり素通りされてしまう。
何が違うんだ!
どうすればこういう愉快な経験ができるんだ!

亡くなったお母さんの口癖、4つ。
1.おだって――これは、私自身は使わないけど、北海道弁。
        ほむほむは「おだてる」の自動詞じゃないかと考察しているが、「おだって」の基本形は「おだつ」
        調子になったり、興奮したりしている人に言う。
2.いいふりこき――これは私も使う北海道弁。「ええ格好しい」のこと。
3.しんけいたかり――聞いたことないので調べてみたけど、どうも東北地方で広く使われていたっぽい。「神経質」のこと。
4.はりっはり――調べてみたけど、まったくわかりませんでした。美味しそうに勢いよく食べないときに「はりっはりと食べないねえ」と言われていたらしい。

「AKB48」のことを公開対談の席で「エーケーベー」と言ってしまったほむほむ。
対談相手が「KGB(カーゲーベー)ですか?」と言ったそうだが、私も思ったよ。
KGB(ケージービー)じゃなくて(カーゲーベー)って言うのは、青池保子の『エロイカより愛をこめて』を読んでたってことですよね、少佐。

最近図書館から借りた本に書き込みがされていることが多いのですが、これにも鉛筆で大きな書き込みが。
『血管に 動脈硬化 また出でぬ おやと思ひて いつからなのかききもらしたり』
歌人のほむほむに敬意を表して短歌かと思ったら、最後がものすごく破調でびっくりしました。