5月25日(日)

映画のエンドロール見るor見ない

絶対見ます。

流れてくるスピードが速くて読み切れませんが、それでもできる限り、その映画に関わった人たちの名前を読みます。

 

一時期、エンドロールが始まると多くの人が席を立っていたこともありましたが、最近は最後まで見ている人が多いような気がします。

札幌だけ?

 

時々、エンドロールが終わった後に、ボーナストラックのようにシーンが出てくることがありますし、最後まで見てようやく制作者の意図が分かることもあると思うので、なぜ最後まで見ないで席を立つのかよくわかりません。

私が貧乏性なのかなあ。

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本日の読書:神様のお父さん ユーカリの木の蔭で 2 北村薫

 

Amazonより
『古今の小説や随筆、評論に歌集、歌舞伎、落語、映画まで、本の達人・北村薫がふと気になった一節から自由に連想をひろげてゆく、驚きと楽しさが詰まった極上の読書エッセイ。』

『神様のお父さん』なんてタイトルなので、ゼウスの父かキリストの父か、どちらにしても壮絶な話だと思ったら、マンガの神さま手塚治虫のお父さんの話でした。
手塚治虫自身は寝る間もないほど忙しい漫画家でしたが、同居のお父さんはそんな息子に代わってファンの相手などをしてくれていたそうです。
近所の子どもたちがお宅訪問をしたときは、池の金魚に餌をやったり、芝生に寝転んで週刊誌を読んだりしていたので、子どもたちは《稼ぎのある息子を持って》早くそういう生活がしたいと思ったそうです。

知識があるほうが、多くの「interesting」を得られるというのは、QuizKnockの動画を見てつくづく思ったことですが、北村薫はさらに幅広く深い知識を持ち合わせているのです。
羨ましいなんてものじゃない。

でも、彼の本の読み方は、「勉強になるから」とか「いろんなことを知りたいから」というのとはちょっと違う気がしました。
近いのは、推し活。
「好きだからもっと知りたい」「もっともっと知りたい」が繋がった結果の博覧強記。
だから多分、本を読むのが楽しくてしょうがないんだと思います。

私も虚心坦懐にどんどん本を読めば、もっといろんな「interesting」を大量ゲットできるのではないでしょうか。ぐふぐふ。←虚心坦懐とは?

なんて思っていたら
”――こんな面白い本があるだろうか!
 と、舌なめずりして読んだ。ほとんど忘れているのが情けない。”
てなことが書いてあって、結局忘れるんか~い!と突っ込みながら、少し安心したりもしました。

大岡昇平というと、私にとっては日本文学全集に入っている偉い人、というイメージなのですが、ある時少女マンガについてその全貌を知りたくなったのだそうです。
それで小4のお孫さんに見繕ってもらって読んだのが、萩尾望都『トーマの心臓』、山岸涼子『日出処の天子』、高野文子『絶対安全剃刀』、大島弓子『綿の国星』、岡田史子『ほんのすこしの水』ですって。
お孫さんセンスありすぎです。
大岡昇平は、中島みゆきにも、新井素子の文体についても述べているそうなので、私と同時代人なんだなあと改めて知った次第。(同世代では、もちろんない)

ここ数年、なるべく読む本リストに載せる本は厳しく制限していたのですが、退職してちょっとタガが緩んでしまい、この本を読んでまた、リストが少し増えました。
長生きせねばなるまい。