4月25日(金)
 
最近毎日『ニシコリ』の動画を見ているので、英語力が上がった気がする。(あくまで個人の感想です)
映画や海外ドラマを、日本語字幕を見ながら英語で聞いたり、吹き替えで見ながら英語字幕を見たりしていると、以前より英語でなんて言っているのかわかるようになってきたのです。
とはいっても致命的なのが語彙力の無さ。
この辺を何とかしたいと思い始めてきました。
 
英語を勉強して、海外の人と会話を楽しみたいとは思っていません。
まずは、書いてある文章の意味を読み取れるようになりたい。
だからと言って、文法ゴリゴリでは多分モチベーションが続きません。
なんとなく書いてあることが分かるようになれたらなあ。
 
まずは子どもの用の英語の本でも…と思って本屋さんに行ったら、英文和訳のための本が結構売っていて、棚を眺めていると面白かったです。
左側の柴田元幸・編の本も興味深いのですが、右側の本の表紙に書いてある、「英語で読書を楽しむ三原則」が良い!
1.英語は英語のままで理解する
2.7~9割の理解度で読む
3.好みの本を読む
了解。

 
好みではないが、「中学英語で読める初めての英語ライトノベル」面白そう。
好みで言うと、隣の「戦国武将」か。

高校生の時、私の英文和訳を見て英語の先生が「意味はあっているし、日本語は流暢なんだけど、もっと英文法を意識して訳してほしい」ってなことをおっしゃるくらい、文法わからん星人なんです。
でも、それでも意味はあってたらしいから、それで良しとしよう。
今やってる北海道検定の問題集が終わったら、英文和訳に挑戦することにする。
 
また『ニシコリ』の話で恐縮ですが、イギリス人のマークが英検1級に落ちた理由。
彼はイギリス人ではありますが、7歳の時から日本にいるので、それほど難しい単語や文法を知らないうちに日本に来てしまったのだと思う。
コミュニケーションツールとしての英語には問題なくても、日本の英語教育ってとにかく文法重視だから、そこは厳しいんだろうなあと思うわけです。
でも大切なのは、伝えること、伝わること、なんじゃないかと思うのですが。
 
「とにかく問題文が長文すぎる」らしい。
問に答えるのには、その周辺の1~2文を読めばわかるのに、「まず長文を読め」から始まるのは非常に大変だ、と。
QuizKnockでも、センター試験に比べて共通テストは、最初に読まなければならない文章の量が多すぎると言ってました。
私も歴史検定の問題集を解くとき、長文読まずに各問だけ読んで解いてたことに、昨日気づきました。
日本の試験って、とにかく長文を読ませたいみたいですね。
 
そういえば次男の高校受験の時、国語の長文対策として「順接か逆接か、接続詞に気を付ける」ことと「指示代名詞は何を指しているのか」に気を付けるようにと、アドバイスしましたな。
勉強の本質はそこじゃない、とは思うのですが。
 
 
 
 
本日の読書:でも女 群ようこ

 

カバー裏より

『幼稚園児、女子大生、主婦、キャリア・ウーマン、ハイ・ミス…etc.様々な女たちの生態と心理を、「女の友情」を軸にスルドク描いた短篇小説集。著者独特の的確な観察眼、超リアルな描きっぷりはますます快調!ジタバタしながらそれなりに懸命に人生を送っている女たち。その奮闘ぶりには、身につまされたり笑ったり。表題作はじめ10篇を収録。』

目次
・姫だるま
・隣小姑
・キャンパスの掟
・忙中花(ぼうちゅうか)
・エンドレス・リング
・妖精のパンツ
・でも女
・ママチャリ部隊
・お茶の味

群ようこのエッセイは、面白いと思って読んだことはある。
小説は…読んだことはあるはずだが、全く覚えていない。
印象に残っていない。
この短編集に関していえば、はっきりと「つまらなかった」と言える。

最初の『姫だるま』は、いい意味でも悪い意味でも目立たない存在の女子3人組に、明らかにどんくさい少女が混じったことで起こる、学校生活のあれこれ。
ちょっと迷惑に思いながらも、見捨てることもできずというか、自分たちで守ってあげなきゃってなっていく流れは「ふんふん」と読んでいたけれど、彼女の実家の豪華さとイケメン兄の登場で、ちょっと鼻白む。

でも、専業主婦とキャリアウーマンとか、都会のお嬢様と地方出身の庶民とか、極端なモデルを対比させて、そこにユーモアとかペーソスとかを感じさせようとしているのかもしれないけれど、私にはハマらなかった。

極端な設定のなかの日常は、わりと好き。
でも、日常の中の極端は、リアリティの後ろ盾のない極端は、頭で考えただけの張りぼてに見えてしまう。
もしかするとバブル時代の狂乱外にいた私には実感を持てないだけで、「あった、あった」と共感する人は大勢いるのかもしれないけれど。

表題作の『でも女』。
私は『でも、女』だと思っていたけど、『「でも」女』だった。
何に対しても「でも」と否定して、周囲をしらけさせる人。
正直言って私の身近にもいるけれど、あんな風にみんなで報復するなんて考えられないなあ。
ちょっとイラっとすることはあるけれど、悪気はないのだから、一つの意見として聞き流せばいいのでは?
わざわざ事件仕立てにする方が、不快。

なんともう30年も前の作品なので、しょうがないと言えばしょうがないのかもしれないけれど、女性が女性のことを「あんな女いるよね」で「あるある」で笑うという構造が、好きではない。
ようやく女性お笑い芸人が「あんな女あるある」と「容姿いじり」じゃないネタで出てくるようになった今、この作品集はもう、時代遅れなんじゃないかとも思う。