2月17日(月)
年齢差というよりも、世代差なんだと思いますが。
令和になってまだ10年もたっていなくて、だからテレビに出ている人たちはまだ昭和生まれの人の方が圧倒的に多いはずなのに、昭和100年ということで昭和をものすごく昔に感じさせている昨今の流れ。
昭和は長いから、戦前と戦後で大きく違うわけよ、と戦後生まれの私は思うわけですが、昭和40年代くらいの世相が昭和100年の流れで出てくるのは違うよなーって思っています。
思えば私が子どもの時に、何も考えずに「明治・大正」時代と言っていて、それは江戸時代並みに古い昔のことのように感じていました。
あと10年もしたら、世の中は当たり前に「昭和・平成」時代っていうんだろうなあ。
江戸時代300年弱、昭和平成時代100年弱に比べたら、明治大正時代なんて60年ぽっち。
歴史のはざまに消えてしまうかも。
「大政奉還」「開国」くらいですかねー。「文明開化」は「開国」に包含されるかな。
私が思うに、「○○時代」というのは政治の中枢の場所なんですよ。
だから明治からこれまでずっと「東京時代」でいいじゃん。
それだってたかだかまだ150年じゃないか。
ってなことを今日の『Qさま‼』3時間スペシャルを見ながら考えていました。
昭和の偉人というテーマがあったので、問題のメタ読みで結構早めに正答できました。
大変気分がいいので、お風呂から上がったら裏録していた髙木くんを見ながら寝ます。
多分途中で寝落ちして、明日もう一度見直すパターン。
ああ、怠惰。
本日の読書:やりなおし世界文学 津村記久子
Amazonより
『ギャツビーって誰? 名前だけは知っていたあの名作、実はこんなお話だったとは! 『ボヴァリー夫人』は前代未聞のダメな女? 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』はDQN小説!? 待ってるだけじゃ不幸になるよ『幸福論』。人が人を完全に理解することは不可能だけれど、それでも誰もがゆらぐ心を抱えてゆるし生きていく『灯台へ』。古今東西92作の物語のうまみと面白みを引き出し、読むと元気になれる世界文学案内。』
小・中学生の頃、推理小説以外はたいてい世界文学全集を読んでいた私には、この手の本にしては珍しいほど既読の本が多くて嬉しい。
そして、そのうえでなお、まだ読んだことのない本がこれでもかっと残されているのがなお嬉しい。
ブックレビューやブックガイドって、読んだことのある本の方が楽しめる。
わかりみが深いとでもいうのでしょうか。
だから、この評者がこのように評価している本ならば、読んでみたいじゃないか、と思う。
何しろ世界文学をせっせと読んでいたのは中学生の頃なのである。
『ボヴァリー夫人』も『赤と黒』も『谷間の百合』も今一つピンとこない。
『アンナ・カレーニナ』は面白かったような記憶があるが、何を考えてそう感じたのかは定かではない。
もう一度読み直したいなーと思う本が大量に出てきてしまった。
そして、今のところ未読だけど、いつかは読みたいと思っているディケンズの『荒涼館』
や、多くの人が絶賛しているハーパー・リーの『アラバマ物語』などは、予習も兼ねてじっくりと読んだ。
世界文学といいながら、中島敦や正岡子規や太宰治も入っている。
世界文学といいながら、フレドリック・ブラウンのようなSFもアガサ・クリスティのようなミステリも入っている。
間口が広くて懐が深い。
そういう読書を私もしたいものだ。