1月29日(水)

 

無性に食べたくなるカップ麺

ファイターズファンの娘から「買って」と頼まれていた、カップヌードウ。

「加藤さんのだけでいいから」というので、カレーとチリトマトのみ。

4月に東京に行くときのお土産にします。

私が食べるなら、普通のカップヌードルが一番好きかもしれないなあ。

 
 

 

 

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本日の読書:孔雀狂想曲 北森鴻

 

カバー裏より
「東京は下北沢の片隅にある骨董品屋・雅蘭堂。店主の越名集治は実は相当の目利きなのだが、商売はそれほど上手くない。おかげでいつも開店休業状態。それでも、ひとたび人々の記憶や思いのこもった骨董品をめぐって事件が起きると、抜群の鑑定眼と推理力で謎に挑む。ベトナム・ジッポー、鉱物標本の孔雀石、江戸切子――様々なモノと謎が今日も雅蘭堂を訪れる……。傑作ミステリ連作集。』

目次
・ベトナム・ジッポー・1967
・ジャンクカメラ・キッズ
・古九谷焼幻化
・孔雀狂想曲
・キリコ・キリコ
・幻(げん)・風景
・根付け供養
・人形転生

雅蘭堂…どこかで聞いたことあるようなと思ったら、『冬孤堂』シリーズに時折出てきた骨董品屋さんが今作の主役だった。
どれも短編ということもあり、『冬孤堂』シリーズより軽めで読みやすい。

しかしよくよく読んでみたら、人は何人も死んでいたり、戦後70年もの秘めた苦悩があったりと、わりと内容はヘヴィーなのである。
ということは、主人公である越名集治の茫洋とした見かけと飄々とした佇まい、時に損得抜きで謎に向かうその姿勢のキリキリしていないところが、作品の重さを軽減させているのかもしれない。

とはいえ、何度か全財産をはたかねば追いつかない事態に陥るのだけど、結構つつましい全財産で骨董品屋…というか古道具屋はやっていけるものなのだろうか。
働きの悪い、何なら商品を壊したりもするアルバイトの安積(あつみ)との軽妙なやり取りで、こちらは癒されているけれど、もう少し商売っ気があっても…。

もっとこのシリーズを読みたかったけれども、新作を読むことはかなわないのが残念過ぎる。