1月14 日(火)

 

昨年末、年賀状を買うのをやめました。

積極的な年賀状じまいというわけでもなく、これからは寒中見舞いにしよう、ということで。

 

理由の一つは、私の両親が高齢になっていて、いつ何時何があるかわからないので。

今は二人とも元気でぴんぴんしていますが、冬場はいろいろ心配なこともありますから、年賀状を出した後に急転直下で…ってなことにならないように。

 

もう一つの理由としては、12月の初めに仲の良かった動機がなくなったので、年賀状を書く気になれなかった、ということです。

毎年クリスマス時期に年賀状を書いていたのですが、昨年は、東京に住んでいたころ毎年彼女が私の分までシュトーレンを作ってくれたことを思い出しては、寂しくなってしまっていたので。

 

「日持ちするから、ひとり暮らしでも少しずつ食べれば大丈夫」って、ずしんと重いシュトーレンを手渡してくれたのを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。

 

そんなわけで、「年賀状だけのお付き合いだからもうやめます」というつもりは全然なくて、普通にしれっと寒中見舞い。

どうせ松の内が明けてからじゃないと出せないから、と、先週末にはがきを買ってきましたが、意外なこだわりが10さんにはありました。

「本年もどうぞよろしくお願いします」の一文がないものを買いたい、と。

 

多分10さんは、自分の手でそれを書きたいと思ったのでしょう。確認してないけど。

私は、「会いたいね~」とか「○○読んだ?」とか、普段の手紙のように書いていたので、よく考えたら「今年もよろしく」なんて書いてなかったわ。

 

でも、私より年上の人には「本年もよろしくお願いします」が印刷されているはがきを買いました。

というのも、私が小学校4年の時に入院した際、看護学校生の人がお世話係をしてくれたのですが、いまだに年賀状のやり取りをしているんですよ。

そして彼女からの年賀状に「看護学校時代の知人は、とうとう貴女だけになってしまいました」って書いてあったの。

 

お子さんもお孫さんもいるけれど、昔を知っている人が徐々に少なくなってくる寂しさ、みたいのが感じられてしまう。

今年で75歳ですって。

まだまだ若いはず。

 

だから「本年もよろしくお願いします」と印刷された文字に、来年もその次もね、という気持ちを込めました。

そして、「私の両親はともに90歳を越えても元気です。負けられませんね。お互いに健康一番で過ごせますように」と書きました。

そんな私はコルセット女。しかも風邪気味。

ああ、説得力ないよ~。

 

そんなわけで、年賀状改め寒中見舞いをはじめました。

お年玉くじはついてないけどいいよね。