12月18日(水)
今日届きました、クリスマスのチキン。
香川県の『骨付き鶏』を注文したのが今月の初め。
「承りました」も「発送の準備が整いました」も何もなかったので、半分あきらめていましたよ。
しょうがない、自分で焼くか、と。
料金代引きだというのに、いきなり来る宅配便。
在宅中でよかったよ。
お肉を冷蔵庫に入れ、注文書のコピーを見ていた10さん、「安く買える割引でもあったの?」って、何の話?
どうも注文書に書いてある金額より請求金額が安かったらしい。
この間お蕎麦屋さんで暗算を間違えるという失態をしたばかりなので、またやった…と思った私と10さん。
でも、よくよく計算しても私間違えていませんでした。
もやもやするので会社に電話して、「どうも請求金額が安い気がするのですが…」と言ったら、向こうも確認をしてくれて「すみませんでした」
「差額どうしましょう?」って聞いたら「そのままでいいですいいです」と言ってもらえたので、定価より700円くらい安くなりました。
ありがてい。
それというのもネット注文ではないからですね。
はがきで注文書を送り、代引きで支払うという、極めてアナログな方法だったので、このような人間的な間違いが起こるわけです。
システムエラーなら大ごとでしたね。
私の計算ミスではないかという冤罪もはれて、よかった、よかった。
あとは責任者がボーナスから700円天引きされないことを祈ります。
今回は注文書が同封されなかったので、次回からどうやって注文しようか悩みます。
なんか電話注文でもいけそうな気がしますが。
親鶏のほうが美味しいのだけど、この年になると嚙み切るのが大変なので、骨なしをお正月にオードブル代わりに食べる。
クリスマスはやっぱり骨付きで食べたいので、若鶏を購入。
若鶏は若鶏で味沁み沁みでジューシーで美味しいの。
でも全国うまいもの市でも若鶏は1時間以上並べば買えるけど、親鶏は一瞬で売り切れた。
本日の読書:三国志 九の巻 軍市の星 北方謙三
カバー裏より
『強大な曹操の調略に敗れ、絶望の剣を抱えた馬超は、五斗米道軍の張衛の許に身を寄せる。劉璋の影に怯える教祖・張魯(ちょうろ)の言に従い、滞留の礼を尽くすべく成都へと向かう馬超。その先には、運命の邂逅が彼を待ち受ける。一方、孫権軍を合肥(がっぴ)で破り、益州の劉備を討つべく漢中の侵略を目論む曹操。益州に立ち、孔明とともに曹操を迎え撃つ劉備。そして、関羽は、劉備の北西を援護すべく、荊州の大地にその名を刻む。北方〈三国志〉震撼の第九巻。』
ストーリーはわかっているので、この先にスッキリと満足がいくような展開にはならないことも知っていた。
でも、もう少し手に汗を握らせてほしかった。
赤壁以降の曹操軍の停滞、呉も蜀も決定力がなくて、天下三分の計というよりも、三つ巴の膠着状態。
この間に水面下でいろいろ動いていることを、もう少し熱く語ってほしかったのだけど…。
例えば馬超の危機を救った張衛の顔を立てるため、馬超が劉備のもとに赴いた件。
一時的に劉備のもとで戦うことはあっても、劉備の旗下には入らないと決めていた馬超が、劉備の使者である簡雍(かんよう)と酒を酌み交わした後、劉備のもとで死ぬまで戦うと決めた。
以前なら、その際二人がどのような会話を交わしたのか、北方謙三の場合こういう時は抽象的な話に終始するのが常だけれども、それでもその二人の様子については書いていたはず。
が今回は、あっさり「そうなった」とだけ。
もう、漢(おとこ)が漢(おとこ)として戦う時代ではなくなったからだろう。
呂布ほどではないが、馬超もそれなりの傑物だったはずだが、曹操に敗けた後の馬超の目には絶望の色があったのだそうだ。
そしてそのことは、ずっと張飛ばかりを贔屓して、関羽の存在感が薄かった結果、今回は関羽の見せ場のはずが、感情を揺さぶられることはなかった。
ここにきて関羽はずっと「劉備と肩を並べて共に戦いたかった」と思っているわけです。
一人だけ離れたところに布陣させられているから。
自分の思いよりもやらねばならないことを成し遂げる関羽の姿は、ストーリーを知っているからこそ感動モノのはずなんだけどなあ。
私の感性が鈍りまくっているのだろうか。
『水滸伝』の時は、一人一人の書き分けが丁寧で、誰かが死ぬときは本当につらかったんだけど。
劉備と孫権、互いに相手を漁夫の利で領土をせしめる姑息なやつ、と思っているところが笑える。
やってることは50歩100歩じゃよ。
とりあえず作者も「姑息なやつ」と思いながら書いていることが分かって、ちょっと安心。



