11月11日(月)

 

退職することを決めたとき、いろんな人から聞かれました。

「退職したら、何するの?」

本を読んだり、勉強したりしてのんびりゴロゴロ過ごしたいです。

「勉強って何するの?」

漢字とか歴史とか好きだから、もっと勉強したいなあって。

「なんのために?」

 

学生時代の勉強は、テストでいい点を取るためだったり、いい学校に入るためだったりと理由が前面にバーンと出てくるのですが、年を取ってからの勉強って、特に資格のためとかではなくても、趣味の延長でいいじゃないですか。

ダメ?

 

50代になってからかなあ。

今まで知識として点で知っていたことが、いくつか繋がって線で理解できるようになったの。

で、最近は時折、線と線がつながって面になるか、ってこともあって、それがめっちゃ楽しい。

学生時代にそれができていたならよかったんだろうけれど、特に学問としてではなく、本を読んで得た知識(例えば難しいことば)が、別の本で実感できるようになるみたいなのが楽しいの。

 

机に向かって問題集を解くのも楽しいよ。

でも、点の知識が線になって面になることを実感すると、知識ってすげーって思います。

そうしたら今日、こんな動画が。あ…タイトル切れてる…知識ってすげー!なのよ。

ところで日本語検定って、問題集を立ち読みすることがよくあるけれど(買えよ)、難しいのよ。

動画に出てくる例題は、簡単な奴を選んで説明してると思う。

漢字検定も日本語検定も、1級の問題はわからな過ぎて日本人として情なく、膝から崩れるレベルなんだもの。

 

いや~、まだまだ伸びしろだらけだなあ。

勉強頑張ろ。

 

 

 

 

本日の読書:マンモス・ハンター 上 エイラ 地上の旅人 5 ジーン・アウル

 

Amazonより
『完訳「エイラ」シリーズ第3部!ジョンダラーと洞窟で暮らしていたエイラは、ある日、同種族の狩りの一団と出会う。軽快に馬を操るエイラに彼らは驚き、二人は簇に招かれる。不安と期待を募らせながら、エイラは荷造りをする。』

第一部の『ケーブ・ベアの一族』では、ネアンデルタール人の暮らしや、彼らとクロマニオン人の身体のつくりの違いなどが書かれ、第二部『野生馬の谷』では群れで暮らすはずのヒトが一人で暮らすための工夫や苦労などと、クロマニオン人の集団生活について書かれていた。
第三部は多分、初めてクロマニオン人の集団と暮らすエイラの戸惑いと帰属意識について書かれるのだろうと思う。

しかし、エイラができすぎ。
ひとりで生きてきたのだからしょうがないが、ネアンデルタール人の知識とクロマニオン人の発想力をかけ合わせた結果、誰も考えつかないようなことを実践してしまうのだ。
動物と暮らし、動物を手なずけること。
投石器という武器の改善と習得。
薬師としての知識。
そのうえたいそうな美人。
それに比べたら言葉がたどたどしいとか、歌ったり踊ったりが苦手なんてかわいいもんじゃないのっていうか、それすらもチャームポイント10割増し。

エイラはジョンダラーのことを心から愛しているように見える。
たとえジョンダラー以外の男をそれ以前に見たことがなかったにせよ、ジョンダラーが嫌な奴ならエイラは心を惹かれない。
ところがジョンダラーは、今までモテ男だったジョンダラーは、エイラを見るラネクの視線に動作に、それに対するエイラの態度に嫉妬しまくりなのだ。
こんな小さい人間だったのか、ジョンダラー。

気になるのは、ジョンダラーもラネクも、ほぼひとめぼれってこと。
美人すぎるエイラの内面をどれほど理解したうえで愛しているのかが、今のところ見えない。
しかもジョンダラーは内心、エイラが平頭の子ども(つまり畜人)を産んだということを生理的に嫌悪している。
これは越えられない障害なのか?
エイラがラネクに心を奪われたのは、初めて見た黒人という、その一瞬で、その後は他の人たちと変わることなく接していると思うんだけど。

今のところ、狩のシーンはバイソンのみ。
圧倒的狩り巧者エイラ。
いやいやいや、運命の女性なのはいいとしても、そこまでスーパーウーマンにしなくても。

マムトイ族のライオン簇(むら)に受け入れられたのは、エイラの息子と同じくネアンデルタール人の血を引く子供がいたことと、最後の方で判明する、マムートという老咒(じゅ)法師が若いころエイラのいた氏族に助けられたという縁があったことによる。
この設定がこの先どう生きてくるのか、次が楽しみ。