10月31日(木)
 
今日は、Hey!Say!JUMPのライブ当落発表の日でした。
だから昨日あたりから、心臓がちょっと苦しかった。
そろそろまた外れそうな気がして。
いや、去年は東京全滅で、娘の同行者としてライブに行ったんだけどね。
 
札幌で開催しないというのがつらいの。
地元開催だと、ここで外れても、敗者復活で敗れても、一般販売にかすりもしなくても、制作席解放という裏技に最後まで期待していられる。
実際私は、チケット当選率の一番高い札幌で外れて、制作席解放で滑り込んだので。
ライブ2日前に案内が来るそれは、多分地元民にしかあてがわれない。
 
昨日は『Donkey Gongs』のMVがプレミア公開だったけど、映像見ながら「外れたらつらいよなー」なんて思ってました。
だから存分に楽しめなかった。
みんないつも着ないような色合いの衣装だなあ、とは思ってたけど。
 
2時くらいから、何度も何度も当落の確認のためサイトを覗きに行った。
なかなか発表にならない。
それでもようやっと発表になったので、2月9日の大阪公演を見る。
はずれ。
やっぱりね。
2月8日の大阪公演を見る。
当たったー!!
 
早速友達にLINE。
彼女も2月9日は外れてたけど、保険で申し込んだ2月7日に当選したって。
良かった。
 
というわけで、来年2月、大阪に行きます。
またしてもオーラスには外れてしまったけれど、それはもうしょうがない。
さっさと腰をなおして、跳ねなくちゃと『Donkey Gongs』のMV見ながらゲンキンに思うのだった。
大阪で美味しいもの食べよ。
 
マンションのカフェクラブで2週間前にくれた紙ナプキン。
かわいいので玄関ドアに貼っていました。
 
 
 
 
本日の読書:異国トーキョー漂流記 高野秀行

 

カバー裏より

『「私」には様々な国籍のユニークな外国人の友だちがいる。日本に「自分探し」に来たフランス人。大連からやってきた回転寿司好きの中国人。故国を追われたイラク人etc…。彼らと彷徨(さまよ)う著者の眼に映る東京は、とてつもなく面白く、途方もなく寂しく、限りなく新鮮なガイコクだ。愉快でカルチャー・ショックに満ち、少し切ない8つの友情物語。文庫書き下ろし。』

高野秀行は、何をどう書いても想像以上の何かを与えてくれる。
今回は日本に来た外国人とともに東京の生活を見ることで、今まで当たり前に思えていたことが異国のフシギに見えてきた、という体験。

残念ながら、私自身が東京にそれほどホームグラウンド感を持っていないので、浅草の非日常も渋谷の雑踏も同じだけ私からは距離がある。
どちらかというと、彼の友人であったり、たまたま紹介されただけの人だったりする外国人の、外国人としても落ち着かなさや大らかさの方がおもしろかった。

親子2代の悲願であった日本での生活を経験したうえで、日本の企業のブラックぶりが嫌でカナダに帰化しようとする中国人とか、恰幅がよすぎてマネージャーなら採用したけどバイトはねえ…と落とされるイラク人とか。

特に驚いたのが、全盲のスーダン人。
日本に来て野球が好きになったという。
テレビは見えなのでラジオで覚えた野球は、日本語のいい勉強にもなったという。
ひいきのチームは広島。
スーダンでは小学校で、「日本の広島に原爆が落とされた」と習うので、誰でもヒロシマは知っているのだそうだ。

彼は東京外国語大学を一般入試で合格した。
普通外国人枠と言えども、中国、台湾、コリアンの人たちしかほぼ受からないのは、漢字という大きな壁があるからだ。
けれど、点字には漢字がないので、自分は有利だった、と。

それにしても、冒険家だったりルポルタージュ作家だったりするのは知っていたけど、それらの合間に「流しの三味線引き」を目指していた時期があったとは知らなかった。
高野秀行、やっぱすげー面白いやつだ。