10月12日(土)
今日はピクミンブルームのコミュニティデイ。
つまり、1万歩を歩く日です。
「今月は無理だな」と、一週間前は思っていたのですが、昨日新しいコルセットをして歩いたら、結構いけそうだったので頑張ってみました。
一気に1万歩は無理だと思ったので、午前中に図書館まで歩く。
元気な時なら往復5000歩程度。
本を持って歩くのは重くて大変なので、図書館の近くのスーパーまで10さんに車で運んでもらいます。
車から図書館までの往復だけ本を持って歩き、帰りも車に本だけ積んで、私は歩いて帰りました。
往復で6500歩。
普通の状態より歩幅がまだ狭いのだと思います。
途中、歩いている私を見て10さんが、「今までよりずいぶん楽そうだけど、クセすごな歩き方だなあ」と思ったそうです。
私も異常に姿勢正しく歩く姿は、横綱土俵入りのようなんじゃないかと推察しておりましたが、やっぱそうでしたか。
でも、普通に歩くより代謝にいいといわれるノルディックウォーキングもこんな感じだよね。
胸張って腕振って歩く。
一度家で休憩して、午後から残りを歩いてきました。
結構余裕でした。
コナンの新刊が発売されているらしいので、本屋さんに寄り道までしたのに、北海道ではまだ発売されてませんでした。
くっすん。
明日も本屋さんに行こう。
近くの神社の花手水。
北海道はそろそろ七五三のシーズン。
なぜって11月は寒いからね。
本日の読書:百まいのドレス エレナー・エスティス 作 ルイス・スロボドキン 絵
絵本と児童文学の中間にあるたった100ページ足らずの本なのに、この本に書かれた内容は深い。
ポーランド移民のワンダは、いつも色あせてしわだらけの青いワンピースを着ている。
おまけに変な名前だ。
ペギーはいつも「戸棚に何枚ドレスをお持ちなんでしたっけ?」とワンダに聞く。
ワンダは「100枚」と答える。
ペギーは「なんでこの子はこんなわかりやすい嘘をつくのだろう?」と思いながら、毎日ワンダに聞き続ける。
もし「意地悪やめなよ」なんて言われたら、ペギーは不思議に思うだろう。
「いじわるなんてしていない。嘘をつくこの子が変なの。名前も変だし。私、誰のことも泣かせたことなんてないわ」
確かにペギーは小さい子に優しいし、困っている人には手を差し伸べることができる。
けれど、自分と違う人のことを想像することができない。
ペギーの親友のマデラインは、自身も貧乏なので、本当はペギーに「ドレス何枚お持ち?」なんてことをワンダに言ってほしくない。
自分が言われたら、すごく嫌だから。
でも、だからと言ってペギーを止めることもできない。
一番苦しんでいたのは、実はマデラインだ。
ある日ワンダは転校してしまう。
彼女の父親が書いた手紙には、「ポーランド人だからとバカにされない大都会に引っ越す」と書かれていた。
そんなつもりではなかったけれど、自分たちの仕打ちがワンダに嫌な思いをさせていたことに気付いた二人は、ワンダに手紙を書く。
そしてワンダからは…。
自分の行動にあまりに無自覚なペギーではあったけれど、多少の罪悪感はあったのだろう。
言語化できないだけで。
ワンダからもらった絵を裏向きにベッドの上に置いていた、というのが、つまりはそういうことで。
本当は友達になりたかったのに、とうとうクラスの中に溶け込むことができなかったワンダだが、100枚のドレスの件で、生きる力とか負けない気持など、自分を支える何かを手に入れたのだと思う。
本当の仲直りはできなかったけれども、マデラインの成長が希望である。
「ワンダとのあいだにおこったことは、もうとりかえしがつかないとしても、これからは、もう二どと、ほかの人をふしあわせにするようなことは、するまい。」
岩波書店HPより
『いつも色あせた青い服を着ているワンダが「あたし,ドレスを百まい持ってる」と言い張るので,クラスの女の子たちはからかわずにいられませんでした…….『百まいのきもの』,50年ぶりの改訳新版.』絵本と児童文学の中間にあるたった100ページ足らずの本なのに、この本に書かれた内容は深い。
ポーランド移民のワンダは、いつも色あせてしわだらけの青いワンピースを着ている。
おまけに変な名前だ。
ペギーはいつも「戸棚に何枚ドレスをお持ちなんでしたっけ?」とワンダに聞く。
ワンダは「100枚」と答える。
ペギーは「なんでこの子はこんなわかりやすい嘘をつくのだろう?」と思いながら、毎日ワンダに聞き続ける。
もし「意地悪やめなよ」なんて言われたら、ペギーは不思議に思うだろう。
「いじわるなんてしていない。嘘をつくこの子が変なの。名前も変だし。私、誰のことも泣かせたことなんてないわ」
確かにペギーは小さい子に優しいし、困っている人には手を差し伸べることができる。
けれど、自分と違う人のことを想像することができない。
ペギーの親友のマデラインは、自身も貧乏なので、本当はペギーに「ドレス何枚お持ち?」なんてことをワンダに言ってほしくない。
自分が言われたら、すごく嫌だから。
でも、だからと言ってペギーを止めることもできない。
一番苦しんでいたのは、実はマデラインだ。
ある日ワンダは転校してしまう。
彼女の父親が書いた手紙には、「ポーランド人だからとバカにされない大都会に引っ越す」と書かれていた。
そんなつもりではなかったけれど、自分たちの仕打ちがワンダに嫌な思いをさせていたことに気付いた二人は、ワンダに手紙を書く。
そしてワンダからは…。
自分の行動にあまりに無自覚なペギーではあったけれど、多少の罪悪感はあったのだろう。
言語化できないだけで。
ワンダからもらった絵を裏向きにベッドの上に置いていた、というのが、つまりはそういうことで。
本当は友達になりたかったのに、とうとうクラスの中に溶け込むことができなかったワンダだが、100枚のドレスの件で、生きる力とか負けない気持など、自分を支える何かを手に入れたのだと思う。
本当の仲直りはできなかったけれども、マデラインの成長が希望である。
「ワンダとのあいだにおこったことは、もうとりかえしがつかないとしても、これからは、もう二どと、ほかの人をふしあわせにするようなことは、するまい。」

