10月6日(日)
 
明日から雨が降るようですが、今日は夏のような青空。
骨折してから初めて車に乗りました。

 
目的は、車に乗った時の振動を腰に感じにくいように、低反発ウレタンのクッションを買いに行くこと。
行きはとりあえずワーキングチェアで使っているクッションを使いましたが、背もたれからの振動も気になるところ。
オーダーメイドのコルセットを装着しても、背中からの振動が気になるようなら、改めて背あても買うことにします。
とりあえず今日「ニトリ」で買ったクッションは、快適でございました。
 
それから「しまむら」へ。
長袖のブラウスはそこそこ持っていますが、長袖のTシャツは3枚しかありません。
家着として洗濯しやすくて着脱の楽なTシャツを2枚、着脱しやすい靴下を3足購入しました。
今日、足の爪を切ることができたので、もしかしたら靴下は買わなくてもよかったかも。
母が入院するときに、高齢者で指の力が弱くなっても履きやすい靴下を「しまむら」で買って持たせたことを思い出して、「買わなきゃ!」って思っちゃったのでした。(今は10さんに履かせてもらっているので)
 
一日の大半をここで過ごすダイニングチェアにも、やわらかいクッションを背もたれと座面に置きました。
こちらはあるものを流用。
椅子の肘当てが、傷ついているように色が変わって見えますが、実際にはそんなことなくて、木目の関係でこう映るみたいです。
写真見てびっくりした。
この椅子、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』の野人ハンターさんのダイニングチェアと同じでした。
髙木くんがウナギをごちそうになった時の、あの椅子です!うふふ。
足元にはオットマン代わりの踏み台。

 
 
 
 
本日の読書:照柿 下 髙村薫

 

カバー裏より

『野田達夫を次第に追いつめてゆくのは工場での果てなき労働、そして不眠……。一方、合田雄一郎は佐野美保子を欲するあまり、常軌を逸しはじめた自分に気付く。十八年前に分かれたはずの人生が、なぜ再び交わってしまったのか!意思もなく踏み出された数歩。生命を失った物体が深夜にごろりと転がった。一睡もできぬほど暑い夏の出来事だった。照柿――それは断末魔の悲鳴の色。』

上巻から延々と続く合田刑事のパートと野田達夫のパート。
自分の貯金を切り崩してまで、ヤクザの開く賭場で博打をうつ合田。
もちろん職場にばれたら首だ。
だけどそれは、捜査のためなのだ。
350万円の借金も含めて。
…そんな刑事いる?

家に居場所がなく、職場は常に問題をはらんでいて、上に掛け合っても相手にされないし、下の者には冷たくあしらわれる野田。
腹の中にいくつもの怒りを抱え、しかし頭は休むことなく問題解決について考えているのだが、身体的にも精神的にも限界が近い。
周囲の人たちの身勝手な言い分に、読んでいてうんざりする。

しかし野田は、東京に出てくるまではすこぶる付きの問題児で、かっとなって起こした暴力事件などは日常茶飯事であったはず。
その粗暴な野田と、冷静に問題解決に向き合おうとする野田が、重ならない。

延々と続くサイコロの出目の描写。
延々と続く熱処理の作業工程。
合田が目撃した電車飛込事件も、合田が追っている強盗殺人事件も、一向に解決に向かわない。
なのに延々と…いったい私は何を読まされているのか?

「つまらん」と思いながら上巻も併せて700ページ以上も読んで、ようやく面白くなってきたら、あっという間に数10ページを読み終え、消化不良のまま本を置いた。