8月31日(土)

 

お盆過ぎから我が家のベランダに、たびたびカラスが訪れるようになりました。

原因はわかりません。

子育ての時期でもないだろうに、なんで来るんだろう?

 

数年前、出勤途中にカラスに襲われたことがあります。

普通に歩いていただけなんですけれど、子育て中で気が立っていたカラスに追いかけられて、頭を蹴られました。

それ以来、とてもカラスが怖いのです。

ベランダの手すりを、カラスがカッカッと音を立てて移動していると、本当に怖いのです。

 

大規模修繕でベランダに出られない日が続いていましたが、お盆明けから工事の人が姿を見せません。

多分他の階の工事をしているのだと思いますけれど、我が家からはわかりません。

だからなのでしょうか、カラスが来るようになったのは。

 

当面工事の人が来ることはなさそうなので、思い切ってベランダの手すりにハッカオイルを噴霧しました。

そのせいかどうかわかりませんが、最近はカラスにお目にかかりません。よかった。

 

クマをはじめとする野生動物は、自然にない匂いを警戒するそうです。

「だから登山をするときは安い化学物質たっぷりの香水をつけろ」と言われたのは、真実なのか冗談なのかわかりませんが。

しかしカラスはあまりにも人間のそばに存在している。

だから、人工の香料ではなく自然物質だけど、風向きによっては武器になるハッカオイルを。

これ、目に入ったら、悶絶なんてもんじゃありません。

気を付けて噴霧しているのに、私の目にも涙が浮かんできましたから。

人間よりよほど鼻の利くカラスには、ハッカのにおいも相当強烈に感じることと信じています。

 

台風の影響による連日の雨や風で流されてしまったと思うので、台風が通り過ぎたらもう一度噴霧しなくては。

気休めかもしれないけれど、相当に気は休まりました。

 

 

 

 

本日の読書:甘い蜜の部屋 森茉莉

 

『少女モイラは美しい悪魔だ。生まれ持った天使の美貌、無意識の媚態、皮膚から放つ香気。薔薇の蜜で男達を次々と溺れ死なせながら、彼女自身は無垢な子供であり続ける。この恐るべき可憐なけものが棲むのは、父親と二人の濃密な愛の部屋だ――。大正時代を背景に、宝石のような言葉で紡がれたロマネスク。この作品を三島由紀夫は「官能的傑作」と評した。』

ダメでした…。
無理でした…。

お耽美は嫌いじゃあないけど、特に好きでもない。
だけど、これは読んでいて気持ち悪かった。
父親の、娘に対する溺愛ぶりが。

溺愛してもいいけれど、限度ってものがあると思うのよね。
美貌は持って生まれたものなのかもしれないけれど、媚態は明らかに後天的な計算のたまものだと思うし。
自分の振りまく媚薬のような魅力に溺れる男どもを、彼女はわかっている。嗤っている。
そして彼女をそうさせたのは、父親の愛情?情動?欲望?エゴ?
なんにしても無理。
気持ち悪っ。