8月30日(金)
いつもは髪にオイルを塗ったりクリーム塗ったりしないのですが、今日は美容院へ行くので、一応ムースなどをつけてメッシュの束感を出してみました。
が、美容院についたら、秒で洗い流されました。
言うに言われぬやりきれなさが…。
あまりものを増やさないようにしていますが、気に入った絵のマグネットがあったら買ってきて、冷蔵庫に貼っています。
今どきの冷蔵庫のドアはガラス製だそうで、マグネットはつかないらしいので、この冷蔵庫が壊れないといいなあと思っています。
もう10年以上使ってますが。
モノクロームとブルー系が好きなんですかねえ、私。
美術コーナーと言いながら、彩に欠ける気がします。
でも確かに北斎の絵も、ブルーのが好きだ。(マグネットなかったので、コースターを購入)
ギトギトのハデハデな絵を好きになってみたい、と思っているのだけど、こればっかりは思って好きになるものでもないしねえ。
本日の読書:ワインレッドの追跡者 ロンドン謎解き結婚相談所 アリスン・モントクレア
『戦後ロンドン。結婚相談所を営むアイリスは通勤中、ワインレッドのコートを着た女に尾行されていると気づく。戦時中に所属していた情報部関係?しかも帰宅すると、同じく情報部員で元恋人のアンドルーが部屋に来ており、しばらくここに潜伏するという。アイリスは共同経営者のグウェンの家に泊めてもらうが、2日後、自分の部屋から女性の死体が発見され……。人気シリーズ第4弾!』
またまた司書さんから借りた本、シリーズの途中からです。
しかし今までは割と、スムーズに作品世界に入れたのに、今回はてこずりました。
というのも、人間関係が割と複雑なのに、それは既知のこととして話が進んでいくので、私としては手探りで読むしかない。
だからしばらく、時代が現在ではなく第二次大戦直後であることに気が付かなかった。
主人公の一人であるアイリスは、元情報部員ということで、たとえ現在の事業の共同経営者であるグウェンにであろうと、話せないことは話せない。
読者にも伏せられている謎なのか、私だけが知らない事実なのかがわからないのに、ストーリーはほぼ会話だけの本文により、テンポよくサクサク進んでいく。
置いてきぼり感ハンパない。
これはさすがに無理かなあと思いつつ読み進めて、ようやく流れに乗ってきたのが、殺人事件が起こった後。
これに関する謎は、さすがに読者に均等に与えられるわけで、頭のふり絞りがいがあるというもの。
アイリスについてわかっているのは、戦争中は情報部で働いていたこと。
落下傘兵になることができずに生き残ってしまったことが、ずっと負い目として心に残っていること。
背は低い。
情報部員として有能だったけれど、なぜかしら今は結婚相談所を経営していること。
今回彼女を事件に引きずり込んだ元カレに未練はないが、自分が振った元婚約者には未練がありそうなこと。
しかし現在闇屋のボスであるアーチ―という彼がいること。
共同経営者のグウェンについては、夫と死に別れたこと。
幼い息子がいること。
しかし夫の死を知った時に自殺を図ったことで、精神的に問題ありとされ、財産管理と息子の監督権を夫の実家に奪われ、やむなく上流階級である夫の実家に息子と暮らしていること。
それを取り戻そうと訴訟の準備をしていること。
実家とはうまくいっていないこと。
カバー裏より
『戦後ロンドン。結婚相談所を営むアイリスは通勤中、ワインレッドのコートを着た女に尾行されていると気づく。戦時中に所属していた情報部関係?しかも帰宅すると、同じく情報部員で元恋人のアンドルーが部屋に来ており、しばらくここに潜伏するという。アイリスは共同経営者のグウェンの家に泊めてもらうが、2日後、自分の部屋から女性の死体が発見され……。人気シリーズ第4弾!』
またまた司書さんから借りた本、シリーズの途中からです。
しかし今までは割と、スムーズに作品世界に入れたのに、今回はてこずりました。
というのも、人間関係が割と複雑なのに、それは既知のこととして話が進んでいくので、私としては手探りで読むしかない。
だからしばらく、時代が現在ではなく第二次大戦直後であることに気が付かなかった。
主人公の一人であるアイリスは、元情報部員ということで、たとえ現在の事業の共同経営者であるグウェンにであろうと、話せないことは話せない。
読者にも伏せられている謎なのか、私だけが知らない事実なのかがわからないのに、ストーリーはほぼ会話だけの本文により、テンポよくサクサク進んでいく。
置いてきぼり感ハンパない。
これはさすがに無理かなあと思いつつ読み進めて、ようやく流れに乗ってきたのが、殺人事件が起こった後。
これに関する謎は、さすがに読者に均等に与えられるわけで、頭のふり絞りがいがあるというもの。
アイリスについてわかっているのは、戦争中は情報部で働いていたこと。
落下傘兵になることができずに生き残ってしまったことが、ずっと負い目として心に残っていること。
背は低い。
情報部員として有能だったけれど、なぜかしら今は結婚相談所を経営していること。
今回彼女を事件に引きずり込んだ元カレに未練はないが、自分が振った元婚約者には未練がありそうなこと。
しかし現在闇屋のボスであるアーチ―という彼がいること。
共同経営者のグウェンについては、夫と死に別れたこと。
幼い息子がいること。
しかし夫の死を知った時に自殺を図ったことで、精神的に問題ありとされ、財産管理と息子の監督権を夫の実家に奪われ、やむなく上流階級である夫の実家に息子と暮らしていること。
それを取り戻そうと訴訟の準備をしていること。
実家とはうまくいっていないこと。
背は高い。
これらを複雑に絡ませながら、危機に陥ったり危機から脱出したりして、それぞれが自分のできることにベストを尽くすことで事件を解決。
ここがいいと思ったのね。
相談もするけれど、基本的には個別に「自分はいま何をすべきか、何ができるのか」を考えて行動する。
ロンドンの夜はまだ暗く、女性が一人で歩くには危険な時代。
食料もまだ配給で、携帯電話もパソコンもないけれど、調査したり伝達したりするすべを持っている。
最初は国際紛争と情報部の話だと思った。
ポーランドからの移民やロシアのスパイのことが結構語られていたから。
だとしたらちょっと難しいなあと思った。
何しろ国際紛争とスパイと言えば、『エロイカより愛をこめて』止まりだからなあ。
と思ったら、解説で、シリーズ2作目が、まんま『エロイカより愛をこめて』だというので、こりゃあ遡って読まにゃあいかんな、と思った次第。
これらを複雑に絡ませながら、危機に陥ったり危機から脱出したりして、それぞれが自分のできることにベストを尽くすことで事件を解決。
ここがいいと思ったのね。
相談もするけれど、基本的には個別に「自分はいま何をすべきか、何ができるのか」を考えて行動する。
ロンドンの夜はまだ暗く、女性が一人で歩くには危険な時代。
食料もまだ配給で、携帯電話もパソコンもないけれど、調査したり伝達したりするすべを持っている。
最初は国際紛争と情報部の話だと思った。
ポーランドからの移民やロシアのスパイのことが結構語られていたから。
だとしたらちょっと難しいなあと思った。
何しろ国際紛争とスパイと言えば、『エロイカより愛をこめて』止まりだからなあ。
と思ったら、解説で、シリーズ2作目が、まんま『エロイカより愛をこめて』だというので、こりゃあ遡って読まにゃあいかんな、と思った次第。

