8月1日(木)

 

スマホの謎解き脱出ゲームに猛烈にはまっています。

一つのゲームはすでに全ステージをクリアしてしまったので、今は次の作品をコンプリートすべく日々励んでいます。

 

大体1問に30分から1時間弱かかるのね。

それも、手持ちの手がかりを3巡くらいしてもわからないときはヒントを見て解くのですが、それでもこれだけ時間がかかる。

難しいのよ。

難しいから、はまるんだけども。

 

画面の隅々をチェックしても手掛かりが見つけられないときは悔しい。

手がかりらしきものをみつけても、それを使って解くべき謎が見つからないときも悔しい。

でも、一番悔しいのは、手がかりがわかって、この謎を解くんだろうなあとわかっているのに、解き方がわからないとき。

さんざん考えて、いろいろ試しても全然正解にたどり着かないときは、ヒントを見ちゃいますが、「うわ~、なんでこんなことに気付かなかったんだろう!ぐぎぎぎぎ…」と歯ぎしりしちゃいます。

 

なら、やらなきゃいいのに、ヒントなしで解けたときの爽快感たるや。

1問に20~30くらい謎があるのですが、午前にやると調子が良くて、3~5くらいのヒントでできます。

寝る前だと7~8くらいヒントを開けないとできない。

夏休み前によく「勉強は午前中に済ませてしまいましょう」と先生に言われたものだけれど、今になって根拠のあるお言葉だったのだなあと痛感。

 

だけど実際問題、午前中に家事を終わらせてしまいたいので、あんまり勉強の時間が取れません。

…とか言って、ちょくちょくゲームしている私。

ああ、子どものころまじめだった反動がこんなところに…。←!

 

 

先ほどアップされたQuizKnock山本さんのブログで、先月20日の札幌で、やっぱりお寿司を食べたことが判明。

お寿司大好きだから、きっと食べるだろうなあとは思っていたけれど、講演会場がサッポロファクトリーだったから、もしかしたらジンギスカンかもなあ、なんて思って当日は私もお寿司を食べておりました。

ニシンのお刺身美味しかった~と書いてあって、「そうでしょう、そうでしょう」とうなづく。

すすきの行ったりお土産買ったり、満喫してくださったようで札幌市民として嬉しく思います。

最後に「また行きたい」って書いてくれて、本当に嬉しい。

毎シーズン、旬な魚を食べに札幌に来ればいいよ、なんてね。

 

 

 

本日の読書:あんの明日 お勝手のあん 柴田よしき

 

カバー裏より
『一人前の料理人として歩み始めたおやす。彼女の前には見慣れぬ食材への挑戦、調理場での出会いなど新しい出来事が次々と起こっていく。そんな日々の中、料理に興味を持ち始め歩み出したとめ吉と二人で考え出した料理は紅屋の新たな名物となってゆく。一方、とめ吉に嫌がらせをした男がお縄になったことで、おやすは若女将であるおゆうから、相模屋の女郎・桔梗との意外な秘密を聞かされる。そして山路一郎から思いを告げられ、おやすは一つの決心を固めるのだが……。大好評お勝手のあんシリーズ第七弾!』

前回とめ吉をさらって、味噌まみれにした悪党の件は、犯人がお縄になったことで一件落着。
あとはとめ吉の心に傷が残らないよう、おやすと政は見守っている。

しかし事件の背後に、若女将の秘密が隠されていて、それがねじ曲がって若旦那への誹謗中傷が取りざたされる。
口の堅いおやすは、若女将からも若旦那からもそれとなく話を聞いたけれど、何もできることはないので、自分の心にふたをする。

そんな時おやすの前に現れたのが、渦中の人物である相模屋の女郎・桔梗だった。
彼女は、事件の全貌をおやすに告げ、「あなたの姿は、あたしの明日」と言う。

ここにちょっとぐっと来てしまった。
おやすが誠実に懸命に仕事と向き合っていることを、ちゃんと見ている人がいて、それを評価し、目標としたいといってくれる人がいる。
仕事をしている人間にとって、こんなに嬉しいことはないだろう。

そして今回、おやすは自分の将来について真剣に考えざるを得ない事態に陥る。
平さんが独立することもあり、お勝手女中を新しく雇うこととなり、その指導を政に頼まれる。
たぶん自分よりも年上で経験もあるであろう人を、指導する難しさに、最初から及び腰のおやす。
けれど、この先料理人としてやっていくのなら、人をうまく使えなければならない。
それがおやすのためであり、お勝手女中のためであり、ひいては店のためになるのだから。

そしてもう一つ、結婚話である。
山路一郎の気持ちははっきりとわかっていたけれど、おやすの気持ちが今ひとつわからなかったのだが、双方ともに思いあっていたのだね。
そして双方ともに、自分の一生の仕事としたい大切なものを持っていることが、身分の差以上に二人の結婚を困難なものにするのだった。

”ここには日々があり、料理する楽しみがあり、とめちゃんやおうめさん、政さんと笑って働く幸せがある。
それもまた、希望、なのだと、やすは思う。
大切な、希望なのだと。”

この話はどこで終わりを迎えるのだろう。
おやすが一人前の料理人として紅屋を背負って立つようになってからか、それとも激動の歴史の中で人生が大きく動き、どこかで小料理屋か何かをやって身を立てるのか。
全10巻くらいかな、と思っているのだけれど、まだ続きそうな気もしてきたぞ。